クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

明日海りお、宝塚退団から1年半 緊張の連続の中で生まれたプライベートの変化

エンタメ

◆宝塚退団から1年半 忙しい毎日の中で生まれた心境の変化

 宝塚を退団してからの1年半を振り返ると、どんな印象なのだろう?「お仕事もそうですが、オフでも男役として生活するのではなくて新しいことばかり。少しずつですけど、だんだん女性でいることに慣れてきている感覚が面白いです。髪の毛を伸ばすのも中学生ぶりくらいなので、あ、実はこんな髪型は似合わないんだ、こういうふうにしたらしっくりくるんだという発見があります」と語る。


 「最初はとっても恥ずかしくて、誰かに見られちゃまずいなって思ったりもしたスカートも、こういう丈は似合わないなとか、こういうほうが私らしいなとか、女性版の、新しいタイプの自分らしさを探している感じで楽しませていただいています。いつか振り返った時に、あのとき無理してたな、まだ全然男っぽいじゃんって思うかもしれないですけど、今しかない自分らしさを工夫して楽しめたらいいなと思っています」。

 ほぼ初挑戦といってもいい映像の仕事は緊張の連続だという。

 「まだまだ数作なので、100%緊張していないかと言われたら、舞台よりも緊張感はあります。でも、ようやく段取りとか分かってきて、監督が出される指示とかカメラマンさんが望んでいることを予想できたりとか、少しずつアンテナがにょきっと伸びてきた感じですかね。あ、アンテナって今の時代ないのかな? 伝わりますかね?(笑)」。


 「『おちょやん』に出演してから、街で『ルリ子さんの方ですか?』って声を掛けられたりしてすごくうれしかったですね。自分が愛して、共演者の方々やスタッフの皆さんと作り上げた役が、そうやって親しみを持ってもらえるのってこんなにうれしいことなんだな!と実感しました」と新しい経験を積み重ねる毎日だ。

 プライベートでも心境の変化が。「お仕事の良し悪しが次に関わってくると思うと、緊張の連続なので、プライベートの時くらい脱力しようと。いろんなことを後回しにしても“もういいや!”と思うようになりました」と明かす。「宝塚時代は本当にへたくそでしたね~。家に帰ってもずっとオンというか、役のことをずっと考えて興奮して、セリフの練習をしたり公演の音楽をかけたり…。寝る時以外はずっと浸っていたいという感じでした。それがすごく好きだったんですけど、今は日によって取り組むものが違うので、一回頭をオフにして、“はい、次はこれ”ってちゃんと指示を与えてあげないとごっちゃになってしまう気がして…。ゆったり過ごしています」。


 そんな中、4~5月には『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』に出演した。「宝塚出身の仲間たちと集うと何も気負わずに素の自分でいられる。自分がどんな人か知ってもらえているし、どういうふうに接したらいいかも分かっているのでとっても楽で。在団中はどんどん学年も上がっていき、自分がしっかりしなきゃ、引っ張っていかなきゃという気持ちがあったのですけど、今回は上級生の方もいらっしゃったので、子どもに戻って甘えやすいというか…。ちょくちょくこういう機会が欲しいなって思っちゃうくらい、一瞬どこでもドアで故郷に帰ってきた感じがしました」と楽しんだようだ。


 生き生きと楽しみながら充実した毎日を送る明日海だが、今後はどのような、女優、女性になっていきたいのだろう。「役者さんとしては、こういう役も面白いし、こういう役も合うなと思ってもらえるような、作品に必要とされるキャラでありたい。この人面白いなと思ってもらえる存在でありたいです。女性としては、今すてきな女性が世の中にいっぱいいらっしゃるので、いろんな方に出会っていろんなことを吸収して歳を重ねていきたいと思っています」。(取材・文:編集部 写真:高野広美)

 Huluオリジナル『明日海りおのアトリエ』は、Huluにて毎週土曜新エピソードを配信(全8回)。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る