中村ゆり、儚さと強さが同居する存在感 “薄幸系”の役柄に感じるやりがい
儚さと力強さが同居する特別な存在感を放ち、映画やドラマに引っ張りだことなっている女優の中村ゆり。映画『愛のまなざしを』では悲しい思いを抱えて亡くなった女性を熱演。ドラマ『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京系)では夫に不倫されたのち覚醒していく妻を演じて評判を呼ぶなどいわゆる“薄幸系”といわれる役柄を任されることも多いが、中村は「業の深い役は、役者としてもとてもやりがいがあります」と清々しく語る。アイドルとして芸能界入りをしてから「どんな経験も糧にできるのが女優のお仕事」と進化し続けてきた彼女が、これまでの転機やコロナ禍を経ての仕事への向き合い方の変化を明かした。

クランクイン! 写真:高野広美