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松本伊代、“続けられると思わなかった”デビュー40周年 転機となったヒロミとの結婚

エンタメ

松本伊代
松本伊代 クランクイン! 写真:高野広美

 『センチメンタル・ジャーニー』で歌手デビューし、トップアイドルとして活躍してきた松本伊代。近年は理想の夫婦としても注目されている彼女が、このほどデビュー40周年を記念したニューアルバム『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』を発表した。鼻にかかった甘い歌声も魅力的な松本だが、「自分の声が好きじゃなかった。コンプレックスでした」と告白。その考え方を変えてくれたのは、数々のヒット曲を生み出した希代の作曲家で、2020年10月7日に亡くなった筒美京平さんだという。筒美さんへの感謝や、“花の82年組”との思い出、夫であるヒロミとの日々など、松本が40年の歩みを語った。

【写真】キュートな“伊代ちゃんスマイル”は今も変わらず!

◆鼻声にコンプレックスがあった

 松本にとって、実に30年ぶりの全編ニューレコーディングによるアルバムとなった『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』。収録曲は松本自身に提供された曲のセルフリメイクのほか、カバー曲、未発表の新曲などすべて筒美さんが作曲した作品で構成されている。

 松本は「京平先生の作品は本当に素晴らしい曲がたくさんあって、いつまでも歌い継がれていく名曲ばかり。今年の4月に京平先生のトリビュートコンサートに出演させていただき、そこで先輩方の歌を聴いていても改めてそう思いました」と実感を込め、「40周年のアルバムを作る上で、京平先生の歌で構成することができたらなんてうれしいことだろうと思った。本当にそれが実現して、感激しています」と喜びをあふれさせる。


 アルバムタイトルである“トレジャー・ボイス”は、筒美が「実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです。『真夏の出来事』を唄った平山三紀の低くブツブツ切れる様な声、少年時代の郷ひろみの妙に鼻に抜ける声と共に私の好きな三大ヴォイスのひとつです」(2004年発売『松本伊代BOX』ライナーより抜粋)とメッセージを寄せたことにちなんでつけられた。

 このコメントが届いたときの感想を聞いてみると、松本は「本当にうれしかったです」と笑顔を見せつつ、「もともと私は、自分の声が好きじゃなかった」と語る。「子どもの頃に初めて我が家にラジカセがやってきて、声を録音してみた。郷ひろみさんの『男の子女の子』を歌って録音したんですが、『私ってこんな声をしているんだ。もっとかわいい声だと思っていたのに』とガッカリしたんです(笑)。コンプレックスでしたね」と苦笑い。「鼻声ってレッスンによって取ることができるらしくて。デビュー前には私の鼻声を取る、取らないで会議になったらしいんです。でもこの鼻声を生かしていこうということになったようです」と秘話を明かす。

 しかし筒美さんから「私の好きな三大ヴォイスのひとつです」と言ってもらえたことは、大きな自信になった。「京平先生がそんなふうに言ってくださるなんて。この声でよかったなと思うことができました」と目尻を下げる。

◆“花の82年組”はライバルというより同志

 『センチメンタル・ジャーニー』できらびやかにデビューし、数々の人気アイドルが集結している“花の82年組”の代表的存在となった松本。「事務所の方にはデビューして2年は休みがないと思ってね」と声をかけられたそうで、その言葉通り大忙しの日々を過ごしたという。松本は「『センチメンタル・ジャーニー』で各地にキャンペーンに行って、プロモーターさんたちも“歴代の歌手のキャンペーン回数を抜くぞ”という意気込みで力を入れてくださった。“こんなにしていただいて売れなかったら、次はないぞ”と覚悟したのを覚えています」とにっこり。

「センチメンタル・ジャーニー」ジャケット (C)ビクターエンタテインメント
 いつでも彼女の励みになったのが、同期である“花の82年組”のメンバーたち。「“こんなにかわいい子が出てきた”“こんなに歌がうまい子がいる”など焦る部分もありましたが、年末の賞レースの頃にはみんな仲良くなっていました。同じ時間を共有して、今でも会うと同級生のような感覚になれます。楽屋もみんな一緒で、鏡を譲り合ったりして(笑)。ライバルというより同志。楽屋が学校のような雰囲気でもありました」といい仲間に恵まれた。さらに「昔は、先輩たちも同じ楽屋だったんです。岩崎宏美さんがステキなネイルをしていて、ネイルのお店を教えていただいたり、喉のケアのお医者さんを教えていただいたり。松田聖子さんに“伊代ちゃん、お蕎麦食べる?”と声をかけていただいたり。これはもう一生の思い出だな!と思いました」と楽しそうに青春時代を振り返る。

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