ある映画監督の生涯・溝口健二の記録

【解説/みどころ】
副題が示す通り、“ある映画監督”とは新藤兼人が師と仰いだ溝口健二のこと。新藤は自らのデビュー作で溝口らしき人物を登場させたり、溝口好みの芸者ものの脚本を書いたり、映画を作ったりして溝口にこだわり続けてきた。そのこだわりはこの作品で頂点に達し、生前の溝口を知る人々にインタビューすることによって溝口という人間そのものに近づこうとする試みとして結実した。その結果、監督としての溝口の姿はもちろん、生い立ちと人間形成、女性関係といった私生活の部分にまで踏み込みながら人間・溝口に光を当てることに成功。とりわけ田中絹代が溝口への思いを告白する場面の崇高さは感動的でさえある。
- キャスト
- 入江たか子/ 田中絹代/ 京マチ子/ 永田雅一/ 山田五十鈴/ 依田義賢/ 宮川一夫/
- スタッフ
- 監督: 新藤兼人 脚本: 新藤兼人
- 上映時間・制作年
- 150分/1975年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 邦画マイナー
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