【解説/みどころ】
フランスの女性文学者M・デュラスが、自作を自ら監督して映画化。劇映画というより“映像と音で書かれた詩”とでもいうべき独特の耽美的作品。1930年代、カルカッタのフランス大使館を舞台に、登場人物の“オフの声”が静かに物語を語り、画面には建物の外観や植民地での西洋人の夜会がゆっくりと映し出される。そこに浮き上がってくるのは、大使夫人アンヌ・マリー・ストレッテルに横恋慕したラホールの副領事の純粋で狂暴な熱愛だ。彼はほんろうされ、夫人も入水自殺する。ニュイッテンの流麗なカメラ、タンゴを生かしたダレッシオのレトロ的音楽も素晴らしい。
- キャスト
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デルフィーヌ・セイリグ/
マイケル・ロンズデール/
マチュー・カリエール/
ミシェル・ロンズデール/
- スタッフ
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監督:
マルグリット・デュラス
脚本:
マルグリット・デュラス
原作:
マルグリット・デュラス
- 原題
- INDIA SONG
- 上映時間・制作年
- 119分/1974年
- 制作国
- 仏
- 配給
- ケイブルホーグ
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