トリコロール/青の愛

【解説/みどころ】
フランス国旗の3色、青(自由)、白(平等)、赤(博愛)をテーマに、3人の女優を主演に据え、ポーランドを代表する監督K・キェシロフスキが撮った連作の第1作。“青“をテーマにした本作のライトモチーフはヨーロッパ統合。ヨーロッパ統合のシンボルとなるシンフォニーを依頼されている世界的に有名な作曲家と、その妻、そして娘の3人を乗せた車が道路脇の木に激突し炎上。奇跡的に妻のジュリーだけが助かった。夫と娘の死を恨み、厭世的になる彼女は、夫が遺した欧州統合のためのシンフォニーの断片を捨て去ろうとするのだが、夫に愛人がいたことを知ったことから、再び生き直す決意をする……。Z・プレイスネルの音楽が映画をリードするような形で展開し、ラストは壮大で感動的なシンフォニーで大団円を迎える。次の「白の愛」を予告させるような形で、ジュリー・デルピーとズビグニエフ・ザマホフスキがチラリと顔を見せる。DVDは「キェシロフスキ・コレクション(2)トリコロールセット」に収録。
- キャスト
- ジュリエット・ビノシュ/ ブノワ・レジャン/ フロランス・ペルネル/ シャルロット・ヴェリー/ エマニュエル・リヴァ/ ジュリー・デルピー/
- スタッフ
- 監督: クシシュトフ・キェシロフスキ 脚本: クシシュトフ・キェシロフスキ クシシュトフ・ピェシェヴィチ
- 原題
- TROIS COULEURS BLEU
- 上映時間・制作年
- 99分/1993年
- 制作国
- 仏
- 配給
- ビターズ・エンド
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