赤線地帯

【解説/みどころ】
国会に売春禁止法案が上程されていた頃、赤線地帯と呼ばれる区域にあった特殊飲食店“夢の里”の主人は、法案が通過すれば売春婦は投獄されると言って女たちを驚かせる。一人息子のために働く女、入獄中の父の保釈金のために働く女、夫が失業しているので通い娼婦をする女、元黒人兵オンリーだった女たち。そんな吹きだまりの“夢の里”にある日、下働きの少女がやってくる。時が経ち法案が4度目の却下となった頃、少女はおそるおそる道往く客に声をかけるのだった。「浪華悲歌」や「祗園の姉妹」を手掛けた溝口健二が得意とする娼婦たちの世界。法案は映画の封切後同年5月に成立。その3ヵ月後の8月24日、溝口は骨髄白血症のため58歳の生涯を閉じた。
- キャスト
- 京マチ子/ 若尾文子/ 木暮実千代/ 三益愛子/ 進藤英太郎/ 沢村貞子/ 町田博子/ 川上康子/ 浦辺粂子/ 丸山修/ 菅原謙二/ 加東大介/ 見明凡太朗/ 十朱久雄/
- スタッフ
- 監督: 溝口健二 脚本: 成沢昌茂
- 上映時間・制作年
- 94分/1956年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 大映=大映京都
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