水で書かれた物語

【解説/みどころ】
母子相姦を描いた石坂洋次郎の同名小説を、松竹を離れフリーになった吉田喜重が撮った独立プロ第1作。松谷静雄は母・静香との二人暮らしのサラリーマンだが、幼い頃から静雄の父が胸を病み、病院暮らしが多かったためか、内向的な性格だった。静香は女手一つで静雄を育ててきたが、町の権力者・橋本と不倫の関係を結んでいた。静香と橋本は静雄に、橋本の娘・ゆみ子との結婚を勧める。“異母兄弟の結婚だ”と叫ぶ静雄だが、やがてゆみ子と結婚する。苦悩する静雄は母と関係を結ぶ。吉田はフォトジェニックな映像を使って、母子相姦を内向する観念として描いた。
- キャスト
- 岡田茉莉子/ 入川保則/ 岸田森/ 浅丘ルリ子/ 山形勲/ 益田愛子/
- スタッフ
- 監督: 吉田喜重 脚本: 石堂淑朗 高良留美子 原作: 石坂洋次郎
- 上映時間・制作年
- 120分/1965年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 現代映画社=中日映画社
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