十一人の侍
【解説/みどころ】
「十三人の刺客」「大殺陣」などの集団時代劇に力作を数多く残す工藤栄一監督の「日本暗黒史・血の抗争」に続く1967年度作品。“トラック野郎”シリーズの監督・鈴木則文が脚本に参加している。館林藩主・松平齊厚の短気が原因で家老・阿部正由が殺された。次席家老・榊原帯刀はこれを提訴したが認められず、仙石隼人に齊厚暗殺を命ずる。隼人は同志9人を引き連れて江戸に上り、暗殺計画を練る。計画は一旦頓挫したものの、ついにチャンス到来。豪雨の中で悽惨な死闘が繰り広げられる。このラストの大殺陣場面によって、武家政治の暗黒のむなしさや無意味さがヒシヒシと伝わってくる。
- キャスト
- 夏八木勲/ 里見浩太朗/ 菅貫太郎/ 大友柳太朗/ 西村晃/ 岩尾正隆/
- スタッフ
- 監督: 工藤栄一 脚本: 田坂啓 国弘威雄 鈴木則文
- 上映時間・制作年
- 100分/1967年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 東映京都
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