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シテール島への船出

【解説/みどころ】
準備中の作品の主役を探しあぐねている映画監督の現実と、映画世界を二重構造で描いた、ギリシャの名匠アンゲロプロスの傑作。ふと通りかかったラベンダーの花を売る老人こそ求めていた主役の容姿だと直感したアレクサンドロス監督は、埠頭まで追いかけた末に老人を見失う。そこで場面は映画中映画に一転。アレクサンドロスが長らくロシアに亡命していた父スピロ(花売りの老人)を出迎えるシーンとなる。スピロは故郷の村をリゾート地にする計画を知って、村人と対立、再び追放の身に……。寒色系を基調とした山肌や港の映像が無類の情感をたたえる。桟橋のラストシーンが、いぶし銀のように渋く重厚な味わいを残す。DVDは「テオ・アンゲロプロス全集(2)」に収録。


キャスト
ジュリオ・ブロージマノス・カトラキス
スタッフ
監督: テオ・アンゲロプロス 脚本: テオ・アンゲロプロス
原題
TAXIDI STA KITHIRA
上映時間・制作年
140分/1984年
制作国
ギリシャ


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