瀧の白糸〈1933年〉

【解説/みどころ】
水芸人である滝の白糸は、旅興行の先で知り合った苦学生・村越欣弥の、人に媚びないきりりとした性格と将来への夢に惚れこみ、貧乏な村越のために仕送りをして法律を学ばせる。しかし、苦労して借りた金が奪われ、逆上した白糸は高利貸しを刺殺して金を奪い、捕らわれる。彼女を裁くために法廷に立ったのは検事として立派に成長し出世した村越自身だった。昔の恩人を裁くジレンマに苦しむ村越も、ついに法に従い白糸に死刑を宣告する……。名匠・溝口健二が泉鏡花の原作をフラッシュ・バックなどの手法を多用して鮮烈に描いた意欲作。傷んだプリントしか残されていないのが残念。
- キャスト
- 入江たか子/ 岡田時彦/ 菅井一郎/ 村田宏寿/ 浦辺粂子/ 見明凡太郎/
- スタッフ
- 監督: 溝口健二 脚本: 東坊城恭長 館岡謙之助 増田真二 清涼卓明 原作: 泉鏡花
- 上映時間・制作年
- 98分/1933年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 入江プロ
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