『キングダム2 遥かなる大地へ』羌かい役に清野菜名 人間離れした動きに挑戦
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映画『キングダム』の続編『キングダム2 遥かなる大地へ』の新キャストとして、清野菜名の出演が発表された。最新ティザー映像でも登場し、注目を集めていた原作でも大人気のキャラクター・羌かい(きょうかい)を演じる。
【動画】映画『キングダム2 遥かなる大地へ』羌かい(清野菜名)PV
原作は、紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く原泰久の漫画『キングダム』(集英社)。2006年より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、累計発行部数8400万部超(2021年12月現在)を記録している。
続編は前作に引き続き、佐藤信介が監督を務め、主人公の信役に山崎賢人、えい政役に吉沢亮、河了貂役に橋本環奈、王騎役に大沢たかおと豪華キャスト陣が再集結。脚本は前作に続き、黒岩勉と原作の原泰久が担当し、原作者自らが考案した映画オリジナルのシーンやセリフを加筆した。
清野演じる羌かいは、哀しみの一族とも呼ばれる、千年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族“蚩尤(しゆう)”の一人で、特殊な呼吸法を操る“巫舞(みぶ)”により、その身に神を堕として戦う謎の女性。松橋真三プロデューサーは「羌かいに相応しいのはそのルックスだけでなく、今まで見たこともないアクションに挑むために持っていなければならない身体能力の高さと素養、羌かいというキャラクターが持つ哀しみを表現できる高い演技力」であったことを明かし、清野のキャスティングを決めたという。
清野自身、クランクインにあたり、「普段あまりプレッシャーを感じないタイプだと思っていましたが、今回はプレッシャーを感じています。前作『キングダム』を観たとき出演者みなさんが本当に素晴らしく、とても興奮しました。続編に参加させていただけることが本当に光栄です。とにかく一生懸命みなさんについて行って、カッコいい羌かいを演じられればいいなと思います。期待を裏切らないようにがんばりたい」と語っている。
今回は、羌かい特有の舞うような剣術・巫舞を身につけるため、3ヵ月に及ぶトレーニングを積み重ね、今まで経験したことのない体の使い方を叩き込んだという清野。「ずっと正解のないまま一生懸命もがいている感じでしたが、家にいる時、テレビを見ていてもドライヤーをしていても四六時中羌かいの事を考えて生活してきたので、徐々にその動きが染みついていった気がします。これまでのアクションではやったことない動きばっかりで、経験したことがない筋肉痛になり、これは“羌かい痛”だねって(笑)」と撮影を振り返った。
下村勇二アクション監督は、「普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることが出来ない実写オリジナルの羌かいが誕生しました」、佐藤信介監督も「羌かいの、闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。思い描いていた羌かいが、目の前に居ました」と太鼓判を。原作者・原泰久も、自身が考案した羌かいが重要な役割として描かれているオリジナルシーンを含めて「卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌かいそのもの。ドラマ部分でも、後半は羌かいが出てくるだけで涙が溢れました」と大満足の様子だった。
清野は「目標は羌かいの舞の様な独特なリズムで敵を薙ぎ倒していく『人間離れした動き』。それを常に意識しながらアクション部の皆さんと身体の細部まで一から作り上げていきました。撮影では、生きるか死ぬかの緊迫した激しいシーンも多く、生き延びる為、一生懸命戦いました。思い出すだけで目の奥が熱く戦闘モードになりそうです。格好良い羌かいを目指して挑みましたので楽しみにして頂けると嬉しいです」とメッセージを送っている。
今回解禁された新ビジュアルではどこか哀愁がありそれでいて力強い視線を送る羌かいの横顔。最新映像では羌かいのしなやかな動きで敵をなぎ倒すシーンも見られる。
さらに、今作では、信にとっての初陣、大将軍への第一歩でもある“蛇甘平原(だかんへいげん)”の戦いについて描かれることが明らかになった。
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』は2022年夏公開予定。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記