“陰陽師”三宅健、払いたいものは「僕に嫌な思いを寄せてくる人」「穏やかな日々を過ごしたい」
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俳優の三宅健が22日、同日初日を迎えた舞台『陰陽師 生成り姫』フォトコール及び初日前会見に、共演の音月桂、林翔太、木場勝己と共に出席。音月らが安倍晴明役に挑戦する三宅の美しさを絶賛したり、三宅が陰陽師として現実世界で“払いたいもの”を明かす一幕があった。
【写真】三宅健、麗しの晴明姿公開 『陰陽師 生成り姫』フォトコールにて
夢枕獏による同名小説を舞台化した本作。三宅は初日を迎え「なんとかこの日を迎えられて」と感謝し、「これから先は何事もなく千秋楽を迎えられるように、日々皆さんと一緒に努力をしながら過ごしていきたい」と気合十分。また、「今までにない人間味あふれる安倍晴明になったらうれしい」と力強い表情で語った。
舞台では、40代という年齢を感じさせない、三宅の若々しさが際立つ麗しい晴明姿が印象的だが、音月は「女性から見てもすごく妖艶で、『雅』という言葉が合う安倍晴明様。そのエネルギーをお借りして、私も美しさを磨きたい」と絶賛。林は「健くんの素の美しさが晴明に合っていて」と口にし、本日初めてマスクを外して芝居をしたことに触れ「(顔をちゃんと見るので)ドキドキしながらやらせてもらっています」と照れ笑いを浮かべながらコメント。一方の三宅は陰陽師の衣装を「カツラが重い。肩が凝ります」と言って笑いを誘い、「これを年中着ている歌舞伎役者の方々を尊敬します」としみじみと明かした。
V6に憧れジャニーズ入りを決めた林。今回、三宅との共演を「幸せな日々を過ごしてます」とはにかみ、三宅の座長ぶりについて「周りを見ていないようで見てる。目がいくつあるんじゃないかと思うくらい、いろんな人に気を遣って現場の空気作りをされていて。後輩だけど、すごく居心地のいい現場を作ってくれます」と感謝。三宅はそんな林を「かわいい」と言いつつも、「1人の役者さんとして接しています」と尊敬の念を込めて語った。
会見では、陰陽師にかけて現代社会で“払いたいもの”を聞かれる一幕も。三宅は「僕に嫌な思いを寄せてくる人」と言い、「嫌悪感とか、イラっとしている人があまり好きではなくて。そういう人は寄せ付けないようにしたい。穏やかな日々を過ごしたい」と説明。また、劇中で姫が鬼になるシーンを受け「鬼になった女性を戻す方法は?」という質問がとぶと、三宅は「えっ…止められないんじゃないですか。もはや成す術はありません」と苦笑い。さらに、自身が鬼になる時について「自分が望んでないことされたらなるかも。最近は特にないですね。平和に生きています」と爽やかな笑みで答えていた。
舞台『陰陽師 生成り姫』は、東京公演が新橋演舞場にて~3月12日、京都公演が南座にて3月18~24日上演。