アリシア・ヴィキャンデル、ミシェル・ウィリアムズに代わって英国王ヘンリー8世の妻に
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英ヘンリー8世の最後の妻キャサリン・パーを主人公にしたサイコホラー映画『Firebrand(原題)』で、当初発表されていたミシェル・ウィリアムズに代わり、アリシア・ヴィキャンデルが主演することが明らかになった。
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Deadlineによると、本作は、英テューダー朝の国王ヘンリー8世の6人目にして最後の妻キャサリン・パーを主人公にした作品。
ヘンリー8世は、最初の妻を捨て再婚したアン・ブーリンを処刑した事でも知られ、シェークスピアが描いた作品を筆頭に、これまで多くの映画やドラマで描かれてきた。ヘンリー8世の前妻たちは全員、離婚や処刑などで王妃の座を追われており、キャサリン・パーはその中で唯一その座を全うした人物で、政治にも影響を与えた。
本作では、イギリスの小説家エリザベス・フリーマントルのベストセラー歴史小説「Queen’s Gambit(原題)」を元に、モンスター(ヘンリー8世)の最期の数ヵ月を、キャサリンの視点で描くという。
メガホンを取るのは、『見えざる人生』でカンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリを受賞したカリム・アイノズ。本作はアイノズ監督初の英語作品となる。
脚本を手掛けるのは、『キリング・イヴ』に参加した脚本家コンビ、ジェシカ・アシュワースとヘンリエッタ・アシュワース。ヘンリー8世をジュード・ロウが演じることが決まっている。
アリシアは、アカデミー助演女優賞を獲得した『リリーのすべて』や『エクス・マキナ』、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』などで知られる。今年は日本でも、ジャスティン・チョン監督の『ブルー・バイユー』が公開されたばかり。この後、 A24とHBOがタッグを組むドラマシリーズ『Irma Vep(原題)』が控える。