『カムカムエヴリバディ』錠一郎の“30年の苦悩”が明らかに 「胸が締め付けられる」
ドラマ
連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』（NHK総合／毎週月曜〜土曜8時ほか）の第20週「1993-1994」（第93回）が14日に放送され、錠一郎（オダギリジョー）が子どもたちに自身の過去を告白。彼が抱え続けた“30年の苦悩”が明らかになると、ネット上には「胸が痛い」「胸が締め付けられる」といった反響が巻き起こった。
【写真】30年間、ずっと苦悩を抱えていた錠一郎（オダギリジョー） 『カムカムエヴリバディ』第93回場面カット
ひなた（川栄李奈）と桃太郎（青木柚）のケンカの最中、錠一郎はトランペットを持って茶の間に現れる。錠一郎はマウスピースに口を付けて吹こうとするものの、吐息まじりのかすれた音しか出ない。ぼう然とするひなたと桃太郎に、錠一郎は自分がかつてトランペッターだったことやレコードデビュー寸前だったこと、そして謎の病気にかかりトランペットが吹けなくなったこと、死をも考えたことを告白する。
信じられないといった様子のひなたと桃太郎に、るい（深津絵里）はトランペッター時代の錠一郎のサインを見せて、彼の話が事実だと説明する。錠一郎は謎の病気になった当時の戸惑いや絶望を子どもたちに語って聞かせつつ、結婚後も桃太郎が生まれるまでは医師や治療法を探し続けたことを明かす。「あきらめたというか、なんかふっきれたんかなぁ…」とつぶやきながら、錠一郎は“良き父親”として生きていく決意をしたことを吐露。そして「で…何が言いたいかって言うとやな…それでも人生は続いていく。そういうことや」と語るのだった。
その後、第93回では錠一郎がるいに、結婚後もトランペットが吹けるかを試していたことも告白。「この30年、なんべんも試したけどあかんかった。初めはしょっちゅう。そのうち月に1回、3ヵ月に1回、半年に1回。ここ10年は何年かに1回くらいになった…」と錠一郎がるいに打ち明けると、ネット上には「30年間葛藤してきたんだろうね」「胸が痛い」「この30年を思うと胸が締め付けられる」などの声が相次いだ。
また錠一郎が子どもたちに語った「それでも人生は続いていく」という言葉にも反響が集まり、ネット上には「誰が言うよりも重みのあるジョーの言葉」「すごく刺さった…」「どんなに辛いことがあっても生きてかないといけないよね」といった投稿も多数寄せられていた。
