フランスの名優マチュー・アマルリック監督最新作『彼女のいない部屋』公開決定
フランスの名優マチュー・アマルリックが監督と脚本を務めた、第74回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア公式作品『SERRE MOI FORT(英題:Hold Me Tight)』が、邦題を『彼女のいない部屋』として8月26日より公開されることが決定した。
【写真】フランスの渋メン俳優マチュー・アマルリック、東京国際映画祭のため来日
アルノー・デプレシャン、オタール・イオセリアーニ、ウェス・アンダーソン、黒沢清ら名監督作品への出演のほか、『007/慰めの報酬』での強烈な悪役まで、俳優として幅広く活躍するマチュー・アマルリック。実は監督としても評価が高く、本格的な長編監督第一作『さすらいの女神たち』(2010)はカンヌ映画祭で監督賞・国際映画批評家連盟賞を受賞し、2017年の『バルバラ セーヌの黒いバラ』はカンヌ映画祭ある視点部門の開幕作に選ばれた。
そんなアマルリックの監督最新作である本作は、家出をした女性の物語。フランス公開時に物語の詳細は伏せられ、展開を知らなかった観客が「ある真実に気付いた時に大きな衝撃で心が動揺するほど感動した」と評するなど、絶賛が寄せられた作品だ。昨年2021年の第74回カンヌ国際映画祭では、新たに新設された「カンヌ・プレミア」部門に選ばれ、フランスのアカデミー賞といわれる「セザール賞」では各主要部門にノミネートされた。
主演は、ポール・トーマス・アンダーソン監督のアカデミー賞受賞作『ファントム・スレッド』や M・ナイト・シャマラン監督作『オールド』、ミア・ハンセン・ラヴ監督作『ベルイマン島にて』などの話題作に出演し、“今最も輝いているヨーロッパ女優”と称されるヴィッキー・クリープスが務める。
映画『彼女のいない部屋』は、8月26日より全国順次公開。