『太陽とボレロ』町田啓太ら、プロのオーケストラと共演で奮闘! メイキング映像解禁
俳優の水谷豊が監督、女優の檀れいが主演を務める映画『太陽とボレロ』より、町田啓太ら楽団員役のキャスト陣が、吹き替え無しの演奏シーン撮影に向け奮闘する姿を映し出したメイキング映像が解禁された。
【動画】映画『太陽とボレロ』メイキング映像<楽団奮闘編>
水谷豊監督作品第3弾となる本作は、“クラシックのオーケストラ”を題材に、音楽を愛する普通の人々の人間模様を洒脱(しゃだつ)に描いたエンターテインメント作品。
ある地方都市のアマチュア交響楽団・弥生交響楽団。主宰者である主人公の花村理子(檀)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく、必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。理子はラストコンサートを計画するが、それぞれの事情を抱えた楽団員たちの息は合わない。問題が山積する中、全員のさまざまな思いをのせたコンサートがはじまってしまう。果たして理子はバラバラの楽団員を一つにできるのか。そして、最後にして最高の舞台となるのか―。
今回解禁されたのは、楽団員役のキャスト陣が、プロのオーケストラと共演する吹き替え無しの演奏シーン撮影に向けて、一丸となり奮闘する姿を映し出したメイキング映像。トランペット奏者・田ノ浦圭介役を演じる町田啓太は「勢いだけでいきたいと思います。一生に一回なので思う存分楽しみたい」と、撮影を前に少し緊張した面持ちを浮かべながらも笑顔で意気込みを語る。
続いて、オーボエ奏者・牧田九里郎役の田口浩正は「先生たちの熱がすごい」、ホルン奏者・遠藤正道役の田中要次は「こんなでかいステージで」、コントラバス奏者・吉村益雄役の六平直政は「心臓が痛くなっちゃう」と口々に語り、長年バイプレイヤーとしてキャリアを積んできた面々も圧倒されている様子。映像には、そんな彼らがプロのオーケストラの先生から熱い指導を受けている姿も収められている。
コロナ禍で撮影が延期になった間も、それぞれ練習を積み重ねてきた楽団員のキャスト陣。六平は「一年間の練習の成果がでましたね」としみじみ語り、ヴァイオリン奏者・宮園あかり役の森マリアは、ラストシーンの撮影に挑む直前「ラストのボレロ、魂込めて頑張りたいと思います」と明るく意気込む。最後は、作品の大きなクライマックスとなるモーリス・ラヴェルの名曲「ボレロ」の演奏シーンが迫力満点に映し出されて終了。1年以上にも及ぶキャスト陣の熱い努力の成果が披露される、圧巻のラストシーンに期待が高まる。
映画『太陽とボレロ』は、6月3日より全国公開。