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世界的ミスコンで実際に起きた前代未聞の<大騒動> キーラ・ナイトレイ主演『彼女たちの革命前夜』本編映像解禁

映画

 女優のキーラ・ナイトレイが主演を務め、世界三大ミスコンテストの一つである「ミス・ワールド」で実際に起きた前代未聞の<大騒動>を映画化した『彼女たちの革命前夜』より、主人公の運命を変える出会いを収めた本編映像が解禁された。

【動画】サリーとジョーの運命を変える出会い『彼女たちの革命前夜』本編映像

 舞台は1970年、ロンドン。学問をやり直すため大学に入学したサリーは、女性解放運動の活動家ジョーに出会う。彼女が所属する団体は、ミス・ワールドを阻止するための計画を練っていた。その頃、ミス・ワールドの主催者は開催に向けた準備を進めており、世界各国からは出演者が続々と集結していた。カリブ海の島国グレナダから参加したジェニファーは自身の夢を叶えるために出場したが、白人の出場者ばかりに注目が集まる状況に複雑な心境でいた。それぞれの想いが交差する中、ついにミス・ワールドの当日を迎える…。

 主人公サリーを演じたのは、『はじまりのうた』のキーラ・ナイトレイ。盟友のジョーに『ジュディ 虹の彼方に』のジェシー・バックリー、ミス・グレナダのジェニファーには『女神の見えざる手』のググ・バサ=ロー。監督を『サード・デイ 〜祝祭の孤島〜』のフィリッパ・ロウソープが務め、ミス・ワールドを舞台に、出演者と主催者、そして開催を阻止しようとするサリー達ら、それぞれの思惑が交差する群像劇を見事に描き切った。

 本編映像は、バス停で本を読んでいた主人公サリー(キーラ)が、“男性を幸せに”というコピーが書かれている広告看板に落書きをするジョー(ジェシー)を発見するシーンから始まる。その後、巡回する警察官に気付いたサリーは、落書きに夢中になっているジョーに対し警告するが、結局警官に見つかってしまう。二人は街中を全力で駆け抜け、何とか警官から逃げ切り、難を逃れる。

 サリーはジョーに対し、「逮捕される危険を冒してやること?ただのスローガンよ」と諭そうとするが、ジョーの「好きだから」という返答に呆れかえり、溜め息をついてしまう。サリーにとってはとんだ災難に巻き込まれる形となったが、この出会いが今後の二人の運命を変えていくことになる。

 今回本編映像と併せて、本作への共感を表明した著名人からのコメントも到着。映像ジャーナリストの伊藤詩織は「『普通の女性じゃない』。私の人生で何度も突き刺さってきたこの言葉は、この映画のワンシーンからも聞こえて来た。でも、今は普通じゃないことに胸を張っている。『普通』なんて、その時代の決まり事にしがみつこうとしている者が私たちを縛ろうとしているただの言葉の鎖なのだと彼女たちが教えてくれたから」とコメント。

 フリーアナウンサーの宇垣美里は「牛の競りかと見紛うようなおぞましさも、ただ自分の持って生まれたものを素直に誇りたいと願う気持ちも、ここではないどこかを目指して戦う気持ちも、全部分かるから苦しくて。ところでどうしてこの世界は、1970年から未だ進歩してないんでしょう?」と切実に語る。

 モデルの前田エマは「人類の歴史は、過去の間違いを繰り返し続けているけれど、女性の自由への歴史は、本当に少しずつではあるけれど、前に進んでいるはずだ。その背景には常に連帯する女性たちがいたこと、だからこそ今日があることを、この映画は教えてくれる」とメッセージを寄せている。

 映画『彼女たちの革命前夜』は、6月24日より全国順次公開。

映画『彼女たちの革命前夜』本編映像

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