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萩原聖人&村上淳が命がけで奮闘した官僚に 沖縄戦描く『島守の塔』予告&場面写真解禁

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映画『島守の塔』場面写真
映画『島守の塔』場面写真(C)2022 映画「島守の塔」製作委員会

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萩原聖人

村上淳

吉岡里帆

池間夏海

香川京子

 俳優の萩原聖人と村上淳がダブル主演する映画『島守の塔』より、予告映像と場面写真が解禁された。

【動画】命の大切さがヒシヒシと 『島守の塔』予告

 鉄の暴風と言われた激しい空襲、艦砲射撃、上陸戦の絶望に追い込まれた太平洋戦争末期の沖縄戦。本作は、その中でなお「生きろ!」と後世に一筋の希望を託した2人の官僚と沖縄の人々の物語を、沖縄本土復帰50周年の節目に映画化する。

 戦中最後の沖縄県知事として赴任し、軍の命令に従いながらも県民の命を守ろうとした島田叡(あきら)役には萩原聖人。職務を超えて県民の命を守ろうと努力した警察部長の荒井退造役を村上淳が演じる。また、島田の世話役の県職員・比嘉凛を吉岡里帆が熱演。凛の妹で看護学徒隊の比嘉由紀を池間夏海、現代の凜を香川京子が演じる。監督は『地雷を踏んだらサヨウナラ』など社会派作品で知られる五十嵐匠。

 予告映像は、沖縄県の平和祈念公園にある「島守の塔」の石碑に向かい、「わたし、生きましたよ」と手を合わせ、感極まった様子の現代の凜(香川)から始まる。「俺は死にたくないから誰かが行って死んでくれとはよう言わん」と、大切な家族を残して沖縄県に知事として赴任した島田と、同じく本土から赴任した荒井。そんな二人が、米軍の容赦ない攻撃の前に圧倒的な力の差を痛感していたにもかかわらず、県民を犠牲にしてまでも時間稼ぎをしようとする日本軍にあらがう様子が描かれる。

 最後の最後まで命がけで県民の命を最優先に戦った二人の姿は胸に迫るものがあるが、過酷な状況に二人が必死に立ち向かえば向かうほどに、際立つ戦争の悲惨さ。日本が勝つと信じて疑わなかった凛(吉岡)が、米軍の苛烈な攻撃を目にし、絶望の淵に突き落とされ自決しようとする姿は、多くの県民が沖縄戦で置かれた状況を物語っている。

 予告編のナレーションは、約70年前に公開された、沖縄戦でのひめゆり学徒隊の悲劇を描いた映画『ひめゆりの塔』に出演し、平和への思いをつなぐために本作にも出演した香川が務めている。

 映画『島守の塔』は、7月22日よりシネスイッチ銀座、8月5日より沖縄、兵庫、栃木にて上映開始。その後、全国順次公開。

映画『島守の塔』予告

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