草なぎ剛MC『最後の〇〇』今夜放送 大相撲の道具職人&駿河炭職人の極意に迫る
草なぎ剛がMCを務める『最後の○○~日本のレッドデータ~「草なぎ剛が迫る最後の技術 第4弾」』が、NHK BSプレミアム・BS4Kにて今夜8月12日22時より放送される。今回取り上げるのは、最後の「大相撲の道具職人」と最後の「駿河炭職人」。
【写真】草なぎ剛が日本の職人技に迫る
唯一無二の職人の技、その地域だけに伝わる伝統の味…今の日本には人知れず消えつつある数多くの「最後の○○」がある。番組ではMCの草なぎが「最後の○○」に光を当て、不屈の信念や生きざま、知られざる価値に迫る。制作はNHK名古屋放送局。
まず紹介するのは、土俵、大銀杏(おおいちょう)、のぼりなど、国技を陰で支える職人。
いま、大相撲を陰で支えるさまざまな道具が絶滅の危機に瀕している。力士のまげを結うために使う「すき油」。独特のツヤと粘りは島田陽次さん(49)しか生み出すことができない。「土俵のわら」を作る職人・酒井裕司さん(47)は、自ら開発した技術とこだわりで神聖な舞台を守る。のぼり職人の吉田稔さん(82)は手書きの文字に力士への思いを込める。第69代横綱・白鵬の宮城野親方のインタビューを交えながら、大相撲の伝統を守る職人たちの信念に迫る。
次に登場するのは、伝統工芸に輝きを与える炭職人。
伝統工芸・輪島塗をはじめ、工業用品、アート作品に輝きを与える研磨用の炭「駿河炭」。木の繊維がミクロのレベルで天然のおろし金となり、素材を傷めずに磨き上げる。最高品質で駿河炭を作る唯一の職人、木戸口武夫さん(62)。山奥に分け入り、希少な原木を切り出すことから始め、3日3晩泊まり込みで炭を焼く。30代で脱サラし、炭焼きの道へ。認められる駿河炭を作るまでには、苦難の道のりがあった…。
今回から、絶滅の危機にある郷土料理、ご当地料理を紹介するミニコーナー「ゼツメシ」もスタート。バタバタ茶(富山県朝日町)、重箱うどん(愛知県津島市)、潮かつお(静岡県西伊豆町)を取り上げる。
草なぎは「今回の職人さんたちもすごく刺激的でした。自然の中で逆らわず、黙々と自分の作業を突き詰めている職人の方々に会うと、僕自身も前向きになれます。すぐに結果が現れるものではないところでコツコツやってる職人さんの姿は、番組を見てくださる方々の人生にも何かヒントになるんじゃないかなと思います。『職人魂』を皆さんも受け取ってください」とコメントしている。
『最後の○○~日本のレッドデータ~「草なぎ剛が迫る最後の技術 第4弾」』は、NHK BSプレミアム・BS4Kにて8月12日22時放送。