前田航基、11年ぶりの主演 『フィリピンパブ嬢の社会学』、映画化決定
俳優の前田航基が、映画『フィリピンパブ嬢の社会学』に主演することが発表された。前田が主演を務めるのは是枝裕和監督作『奇跡』(弟の前田旺志郎とW主演)以来11年ぶりで、単独では初主演となる。
【写真】フィリピンパブ嬢のヒロイン・ミカ役一宮レイゼル
本作は、原作・中島弘象による実体験を描いた話題の新書『フィリピンパブ嬢の社会学』を映画化。フィリピンパブの裏側で未だ行われている偽装結婚のリアルを背景に、多文化共生のあり方を描く異色のラブ・ストーリー。監督は、映画『能登の花ヨメ』(2008年)、『ママ、ごはんまだ?』(2017年)、『あしやのきゅうしょく』(2022年)の白羽弥仁が手掛ける。
主人公の中島翔太を演じるのは、前田航基。翔太を射止めるヒロイン・フィリピンパブ嬢のミカ役は、東京・愛知で開催されたオーディションにて抜擢された一宮レイゼルが務める。1997年生まれ、フィリピン出身の一宮は、本作で映画初出演。
映画は愛知県春日井市を舞台に8月30日にクランクインし、フィリピン本国での撮影も予定されている。
前田は「約11年ぶりに主演をやらして頂くと言うことでとても緊張しています。それにラブ・ストーリーなんて、お話をいただいた時はまさに寝耳に水でした。それから本読みをさせていただき、今は撮影が始まるのが楽しみでワクワクしております」とコメント。
白羽監督は「ロミオとジュリエットは悲恋に終わりますが、本作の二人はあらゆる障害にもめげず、ポジティブに突き進んで行きます。彼らの愛を描くことで時代の閉塞感に風穴を開ける作品にしたいと思っています」と語り、原作の中島は「『フィリピンパブ嬢の社会学』を出版して5年。生まれ育ち今でも生活している春日井市で映画化されること、本当に嬉しく思います」とメッセージを寄せた。
映画『フィリピンパブ嬢の社会学』は2023年夏秋全国公開予定。
※キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。