川瀬知佐子、SM嬢役で開眼「女優として生きていこう」
ロマンポルノ 50 周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」第2弾『愛してる!』公開記念舞台あいさつが、1日、都内で開催され、女優の川瀬知佐子、鳥之海凪紗、乙葉あい、ryuchell、髙嶋政宏、白石晃士監督が出席した。川瀬は「『私は女優として生きていこう』って、この作品を通して今も思っています」と明かした。
【写真】SMクラブオーナー役を演じたryuchell
本作は、ロマンポルノ 50 周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」新作3作品連続公開の第2弾。白石晃二監督がフェイクドキュメンタリー手法で手がけ、地下アイドルと女王様の両方のトップを目指すミサ(川瀬)など個性的な登場人物たちが織りなすドラマを描く。
オーディションで主演の座を得た川瀬は「撮影が始まる前からいろんな方にご指導いただいて、プロレス・SM・歌・ダンス、いろんなことをトレーニングしたんですけど、いちばん強く思ったのが、こんなにお芝居に対して真摯に向き合う機会をいただいたことが今までなかったので、今もなんですけど、『私は女優として生きていこう』って、この作品を通して今も思っています」とコメント。
人気女王様・カノンを演じた鳥之海は「先ほども川瀬さんから現実味がなかったみたいなお話があったんですけど、私もよくわかんないまま決まっちゃってたので、あんまりわかってなかったんですけど、私でいいのかなとか思いながらやっていましたね」と笑顔。白石監督のツイッター募集を通じて出演が決まったという鳥之海は、自身と役は「全然違う」としたうえで「ずっとアクションとかをしているような感じで(笑)。不思議な感覚でしたね」と撮影を振り返った。
その後、「第13回スラッシュ映画祭」「第42回ハワイ国際映画祭」での上映が発表された。海外進出について川瀬は「この作品で世界中の皆さんを元気にできたらいいなと思うのと、世界的に見て、まだまだ日本の役者・日本人って大人しいなって。自分の意見は人前で言えない。好きなことを人前で言えない、そういうイメージがあると思うので、この作品を通して日本のパワフルな一面を見せられたらいいなと思っています」と思いを語っていた。
ロマンポルノ 50 周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」第2弾『愛してる!』は公開中。