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本日放送、金ロー『君の名は。』本編ノーカット30分拡大版 日テレ藤井アナが語る「同じところで2度泣いた」魅力

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映画『君の名は。』ビジュアル
映画『君の名は。』ビジュアル(C)2016「君の名は。」製作委員会

 新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』が、今夜10月28日21時から『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて本編ノーカット30分拡大版で放送。本作の大ファンである日本テレビアナウンサーの藤井貴彦が、その魅力を語った。

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 2016年に公開された本作は、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。新海監督の描き出す繊細な世界観と、予想を覆すストーリー展開が大きな反響を呼び、歴代興収5位(邦画歴代3位)となる 250.3億円を記録。海外でも各国で大ヒットを記録し、国内外の映画賞も席巻した。入れ替わってしまう高校生、立花瀧と宮水三葉を演じたのは、神木隆之介と上白石萌音。RADWIMPSが担当した音楽も話題となり、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。『前前前世』をはじめとする主題歌も大ヒットを記録した。

 藤井アナは「この作品の魅力は、セリフに無駄がないことだと思います。どのセリフもどの行動も、1つ1つが組み合わさっているんですよ。それが、最後の最後にパッとすべて解かれるというような感じで、優しい気持ちになりました」と話す。

 声優を務めた神木隆之介と上白石萌音の印象については「正直申し上げると、当初、声優が神木さんと萌音さんであることを知りませんでした。でも後で調べてみて、『こんなに素敵なお二人が出ているのに気づかなかったな』と。逆に言うと、作品に没頭させてもらえたなという感じがあります。私が言うのも僭越ですが、それだけお二人の演技のクオリティが高かったということ、声優が声優と気づかれないというところに非常に高いクオリティがあるのではと思いました」としている。

 印象的なセリフ、シーンについては「三葉が瀧くんに、『私のこと覚えてない?』と聞くシーンです。あのシーンを観ている私は、もう声にならない『覚えていてくれ!』が出てしまいそうな想いでした。その時の三葉の心中を想うと、まさに親のような気持ちで、『あ〜、三葉、よく言った! 三葉は悪くない!』と。今でもそのシーンを想い出すと本当に涙が出そうになります。そしてストーリー的には、実はあのシーンが一つの分岐点になっていて、だからこの映画は面白いんだと感じます」と語る。

 さらに藤井アナは視聴者に向け、「今まで『君の名は。』を見たことがないという方は、今回の放送を機に、ぜひ一度ならず、二度三度見ていただきたいと思います。なぜなら、その一つ一つのシーンに一つ以上のメッセージが込められているからです。そのメッセージとはいったい何なのかを考えながら見ていくと、1回目で見た感動を2回目で超えてくると思います。それは日本酒を何年か寝かせると深みが出るのと同じだと思います。1度見ているという方も、ぜひ今回改めてご覧頂いて、その深みを感じてもらいたいと思います」とメッセージを寄せた。

 アニメ映画『君の名は。』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて10月28日21時放送。

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