窪塚洋介「予測不能な緊迫感」と太鼓判 『Sin Clock』予告&ポスター解禁
窪塚洋介が主演する映画『Sin Clock(シンクロック)』より、予告編とメインビジュアルが解禁。また、追加キャストとして・坂口涼太郎、葵揚、橋本マナミ、田丸麻紀らの出演が発表された。
【動画】主演の窪塚も太鼓判を押す、緊迫感溢れる予告
本作は、最低の人生を生きる男たちが、思いもよらぬ偶然の連鎖に導かれ、たった一晩の人生逆転計画へ挑む様をスリリングに描くサスペンス・ノワール。窪塚にとって『同じ月を見ている』(2005年)以来、邦画では18年ぶりの長編映画単独主演作となる。
窪塚が演じるのは、理不尽な理由で仕事や家族を失い、ふつふつと社会への怒りをため込むタクシードライバー・高木役。
監督・脚本を務めるのは、ヒューストン国際映画祭短編部門ゴールド賞を受賞した『japing』(2014年)、ニース国際映画祭で新人監督賞受賞に輝いた長編第1作『唾と蜜』(2018年)など、国内外で高い評価を得る新鋭・牧賢治監督。自身によるオリジナル脚本での商業映画デビュー作となる。
予告編は、主演の窪塚が「予測不能な緊迫感は予告編でも感じられるのではないでしょうか」と太鼓判を押す通り、主人公たちが直面する「危険な一夜」を体感できるスリリングな内容。オルタナティブロックバンド・GEZANによる本作のテーマソング「赤曜日」のノイジーなギターリフが鳴り響く中、どん底の人生を生きる3人のタクシードライバーが人生逆転を目指してたった一夜に運命を賭ける様、思いがけない偶然の連鎖が主人公たちをほんろうする様が描かれる。
象徴的にインサートされる「3人」「3カ月前」「3:30」「ハザード3回」「3月3日」「333便」など、「3」という数字でつながったワードが意味するものとは? 数奇な数字「3」がもたらす「偶然の連鎖」、そのドミノ倒しが予測不能の展開を導く。
一方、メインビジュアルでまず目を引くのは、タクシー車内のバックミラーから背後に向けて放たれる、どこかけだるさを漂わせつつも、見る者を射抜くような窪塚演じるタクシードライバー・高木のまなざし。「この偶然は、敵か味方か。」という印象的なキャッチコピーと、邦画らしからぬ情報量をそぎ落としたスタイリッシュかつインパクトあふれる構図もかけ合わさり、主人公たちの運命をめぐる予測不能の物語を期待させる。
追加キャストとして、窪塚演じる人生どん底のタクシードライバー・高木とともに人生逆転を賭けた絵画強奪計画に挑む同僚役に、坂口涼太郎と葵揚。
番場ダイゴ役を演じる坂口は、サヴァン症候群により驚異的な記憶力を持つ元数学教師という複雑な役柄を巧みに表現。「人生にはどんなことも起こり得るのだというひかりを届けることができれば幸いです」とコメントを寄せている。
坂口キョウを演じる葵は、主人公たちに「絵画強奪計画」へと臨むきっかけをもたらす賭博狂の元自衛官という、本作のガイド役とも呼ぶべきキャラクターを熱演。「不気味さやブレない精神性、凶暴性を常に意識して演じました」と語るように、ダークな演技を見せる。
さらには、絵画強奪計画のカギを握るミステリアスなホステス・ユカ役に橋本マナミ、高木の元妻サチコ役に田丸麻紀、警官・成田役にお笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平。絵画強奪計画に絡むヤクザ・チバ役に牧監督作品常連の藤井誠士、主人公たちの先輩ドライバー役に風太郎、計画のターゲットとなる議員・大谷役に螢雪次朗など、個性豊かなキャストが集結。
また、ヒップホップ界から、シーンの象徴的存在である般若、本作が長編映画初出演となるラッパー・Jin Doggらも参戦。高木たちを翻弄する裏社会に潜む危険人物をすごみたっぷりに演じる。
映画『Sin Clock』は、2023年2月10日より新宿ピカデリーほかにて公開。