英フィリップ殿下、『ザ・クラウン』に法的措置を取ろうとしていた

昨年4月に99歳で亡くなった英エリザベス女王の夫、エディンバラ公フィリップ殿下が、生前、自身の描写を巡り、Netflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』に法的措置を取ろうとしていたことがわかった。
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JustJaredによると、フィリップ殿下が番組に対して法的措置を取ることを模索するため、弁護士に相談していたと、王室専門家のヒューゴ・ヴィッカーズが明かしたという。
『ザ・クラウン』は、エリザベス女王の治世を描き、エミー賞を総なめするなど高評価を得たドラマシリーズ。2017年に配信されたシーズン2では、フィリップ殿下の幼少期が描かれ、姉セシリア王女の不幸な事故死についても触れられた。
ドラマでは、セシリア王女が普段から飛行機の安全性を疑っていたにも関わらず、トラブルを起こした当時10代のフィリップ殿下の元に駆けつけるため飛行機に乗り、事故に遭ったように描かれ、マット・スミス演じるフィリップ殿下がこれを後悔するような描写がある。
ヴィッカーズは、「フィリップ殿下は『何か出来ることはないか』と、弁護士に相談したことを知っています」とThe Sunday Timesにコメント。「彼はこの描写に対し、非常に取り乱していました。彼も人間です。多くの人と同じように傷つくことがあるのです」と明かしたという。
『ザ・クラウン』はその後シーズンを重ね、先日シーズン5が配信されたばかり。新シーズンの配信を前に、Netflixではこのドラマがフィクションであると注釈を加えている。