ジェイソン・ブラムとジェームズ・ワン、製作会社合併に向け交渉中
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数々のホラー映画を手掛けてきた敏腕プロデューサーのジェイソン・ブラムと、『ソウ』や「死霊館」シリーズのジェームズ・ワンが、それぞれの製作会社であるブラムハウス・プロダクションズとアトミック・モンスターを合併させるべく、交渉中であることがわかった。The New York Timesが第1報を伝え、Deadlineなど米メディアが報じている。
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ブラムハウス・プロダクションズは、ジェイソン・ブラムが2000年に設立した製作会社で、『パラノーマル・アクティビティ』など低予算のホラー映画を次々ヒットさせてきた。昨年は、イーサン・ホーク主演の『ブラック・フォン』が、2200万ドル(約30億円)の予算に対し、世界で1億5900万ドル(約222億円)の興行収入を獲得。また今年公開された『ハロウィン・エンズ』は世界で1億ドル(約139億円)の大ヒット。その後配信を行ったストリーミングサイトPeacockでは記録を樹立した。
一方のアトミック・モンスターは、ジェームズ・ワンが2014年に設立した製作会社で「死霊館」シリーズなどを手掛ける。またワンは監督として、DC映画『アクアマン』をヒットさせ、続編の『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』が来年クリスマスに公開される予定。
交渉が成立した場合、アトミック・モンスターは、ブラムハウスが結んだユニバーサル映画との契約に加わるとみられる。同社はワーナー・ブラザースと結んでいた契約が今年夏に終了を迎えていた。また、ブラムハウスが持つ映画やテレビ、そしてゲームやオーディオなど、幅広いプラットフォームに関わることができる。合併後も別レーベルとしてそれぞれ作品を発表していく見込み。
なお両社は、2023年1月に全米公開予定のホラー映画『M3GAN/ミーガン』を共同製作している。