十味&まるぴ、W主演で映画デビュー “女子×釣り”がテーマの小説『放課後アングラーライフ』実写映画化
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女子高生の釣り同好会を舞台にした井上かえるの青春小説『女子高生の放課後アングラーライフ』(角川スニーカー文庫)が実写映画化され、2023年に公開されることが決まった。ダブル主演を務めるのは、人気アイドルの十味(とーみ)とまるぴ。共に初主演にしてスクリーンデビューとなる。
【写真】十味&まるぴがW主演! 映画『女子高生の放課後アングラーライフ』メイキングスチール
KADOKAWAにはかつて“角川アイドル映画”と言われた、角川三人娘(薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子)を主演にしたアイドル映画が多く存在した。令和の時代の今、その系譜を継ぐ、新たなKADOKAWAアイドル映画が誕生する。
本作のテーマは、昨今ブームとなっている“釣り女子”。原作は女子×釣りをテーマに、ガール・ミーツ・ガールの友情物語をすがすがしく描き、KADOKAWAが主催する第26回スニーカー大賞で優秀賞を受賞した。
ストーリーは、イジメに遭い、人間不信となった女子高校生が、地方の漁港町への転校をきっかけに、新たな友人関係を見つけ、段々と自分を取り戻していく物語。作中には、友情、成長、何かに夢中になるということ、他人を思いやることといった、青春物語の王道がたくさんちりばめられている。
ダブル主演で主人公・追川めざしを演じる十味は、グラビアアイドル、アイドルグループ#2i2の中心メンバーとして有力各誌の表紙・グラビアを次々と飾り、音楽活動でも今秋全国ツアーを敢行。SNSのフォロワー総数も60万人を超える、令和時代のトップアイドル。もう一人の主人公・白木須椎羅を演じるまるぴは、デビューから1年という短さで、グラビア、ドラマ出演、NHK『熱血バスケ』の応援隊に就任するなど人気沸騰中。SNSフォロワー総数もうなぎ登りで56万人を超える。
そんな2人が満を持してのスクリーンデビューにして初めての主役に挑む。十味演じるめざしは少し“陰キャ”な女子高生、まるぴ演じる椎羅は歯切れの良い関西弁の女子高生に挑戦、それぞれが持てるものすべてをぶつけて新たな“KADOKAWAアイドル映画”の幕開けに臨む。
共演は、平井珠生が間詰明里役、森ふた葉が汐見凪役を演じ、メインキャストとして4人の女子高生の青春物語を盛り上げる。そして、主人公・めざしの母役を中山忍、父役をカトウシンスケ、地元の兄貴分を宇野祥平、椎羅の母役を西村知美と、ベテラン俳優が脇を固める。
監督は、今年4本の劇場公開作がある今最も旬な監督の一人で“日本映画界の吟遊詩人”とも称される、城定秀夫。自身もたしなむ釣りを題材にした『アルプススタンドのはしの方』に続く青春映画であり、令和時代の正統派アイドル映画に挑む。撮影は終わっており、来年の公開に向けてポストプロダクション作業中だ。
十味は「私自身主人公めざしのように人の顔色を伺って生活した時期もあって、そんなめざしの青春の形にすごく感情を動かされて…私の全部を使って伝えたい!って思いました! 初映画初主演、まだまだ未熟な私ですが、監督はじめ沢山の方に支えて頂いて出来る大切な作品です。観てくれる皆さんにもめざしの心情だったり、アングラー女子会の友情を伝えられたら嬉しいです」とコメント。
まるぴは「椎羅は明るくて良くも悪くも真っ直ぐな所など似ている部分が多くありました。それゆえに、まるぴではなく『椎羅らしく』、私とは異なる部分を表現するのがとても苦労しました。監督やキャスト、スタッフの皆さんの支えもあり、自分の中では全てを出し切って白木須椎羅になれたと思ってます! 椎羅を愛してもらえたら嬉しいです! そして関西弁にも苦戦しました…」と話す。
城定監督は「先日撮影を無事終えました。フレッシュな女優さんたちの頑張りはすべてカメラに収めさせて頂きました。また傑作を作ってしまいました」とコメント。
原作者の井上は「映画化のお話をいただいたときは本当に驚きました、そして嬉しかったです。自著の映画化は私の夢でしたので。どんな『アングラーライフ』が観られるのかと、すごく楽しみです」としている。
映画『女子高生の放課後アングラーライフ』は、2023年公開。