『エルピス』長澤まさみが奇襲放送した「八頭尾山連続殺人事件」特集VTR、全編配信決定
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女優の長澤まさみが主演を務め、俳優の眞栄田郷敦、鈴木亮平が共演するドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)。このたび、長澤演じる恵那が、第4話で自身の独断により放送を強行した「八頭尾山連続殺人事件」特集VTRのフルバージョンが、11月25日10時より「Tver」にて独占無料配信されることが決定した。
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本作は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく。眞栄田は、恵那と共に死刑判決が下った男性の無実を晴らすために立ち上がる若手ディレクターの岸本拓朗役。鈴木は、恵那のスキャンダルの相手で元恋人の政治部官邸キャップの斎藤正一役を務める。
今回、11月28日の第6話放送前に、フルバージョンで配信されることが決まった「八頭尾山連続殺人事件」特集VTRは、一連の事件で逮捕され、死刑判決を受けた松本死刑囚(片岡正二郎)の自宅で、逮捕前に彼と同居していた「フライデーボンボン」のヘアメイク・大山さくら(三浦透子)から依頼を受けた浅川恵那(長澤)と岸本拓朗(眞栄田)が、松本死刑囚の冤罪(えんざい)疑惑を晴らすべく、当時の捜査関係者や被害女子生徒の姉のインタビュー取材のほか、2人が事件現場などで独自取材をしてつかんだ捜査の不可解な点を編集したもの。
映像を見た番組チーフプロデューサーの村井(岡部たかし)は当初、「やればいいんじゃない?」と放送を後押ししたかのように思えたが、最終的には制作局長判断で一度は“お蔵入り”に。しかし、心を決めた恵那は、番組の放送直前に「エナーズアイ」のVTR差し替えを番組スタッフに自ら依頼し、いわば“奇襲作戦”で放送を敢行した。
この特集VTRは、第3話と第4話で3~4分オンエアされていたが、実際は約8分にまとめられていたもの。今回「TVer」で独占配信されることが決定したそのフルバージョンに、事件を紐解くヒントが隠されている可能性もあり要チェックだ。
<第6話あらすじ>
西澤正が「松本死刑囚(片岡正二郎)を見た」というのはうそだった―。逮捕の決め手となった目撃証言が覆されたことで、再審は現実味を帯び、恵那(長澤)は再び奮い立つ。さらに、拓朗(眞栄田)がつかんだこの事実は、かつて報道局に在籍していた村井(岡部)の魂にも火をつけ、事が事だけに報道部に任せるべきだという恵那や名越(近藤公園)の言葉をよそに、村井は『フライデーボンボン』で大々的に報じると宣言する。
オンエア後、日本の司法を揺るがす新事実に世間の反応はすさまじく、あらゆるメディアが動き出し、情報提供者である西澤の元妻・吉村由美子も不安を隠せない。さらに、恵那たちの考えがいかに甘かったかを思い知らされる、取り返しのつかない事態が起きてしまう。
社内では緊急幹部会が行われ、この大事な局面に、恵那が局の看板番組である『ニュース8』に“事件を追っていた記者”として出演することが決まる。本来なら古巣への凱旋(がいせん)出演を喜ぶところだが、恵那の中には、斎藤(鈴木)が副総理大臣の大門(山路和弘)とつながっていると知ったときから、ある疑念が。その不安を払拭するべく、恵那は出番を待つばかりだった…。
ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』第6話は、11月28日22時10分放送。