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『ザ・トラベルナース』第7話 病を告白する“静”中井貴一 ガンの進行した映画青年を鼓舞する

ドラマ

ドラマ『ザ・トラベルナース』第7話より
ドラマ『ザ・トラベルナース』第7話より(C)テレビ朝日

 俳優の岡田将生が主演を務め、中井貴一が共演するドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)の第7話が1日の今夜放送される。

【写真】対峙する静(中井貴一)と歩(岡田将生) 『ザ・トラベルナース』第7話フォトギャラリー

 本作は、手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田)と、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きうそつき(?)スーパーナース・九鬼静(中井)という熱き哲学を持った2人の優秀&変人トラベルナースが、患者ファーストで医療現場を改革していく医療ドラマ。脚本は中園ミホが手掛ける。

■第7話あらすじ

 医療従事者を目指す貧しい人たちを支援する「フローレンス財団」の理事長であることを隠し「天乃総合メディカルセンター」で契約ナースとして働く九鬼静。細やかな気配りで人を見て人を治してきた、あのスーパーナースが突然、胸元を押さえて苦しみだした。静の異変を偶然にも目撃してしまった看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)は、体調を心配する。

 かたや筋線維芽細胞腫が再発し、「天乃総合メディカルセンター」に再入院していた大学生・三上礼(荒木飛羽)の身にも異変が起こる。ガンの進行が思いのほか速い上に、脳転移までもが見つかり、もはや外科的治療が極めて困難な状態になっていたのだ。主治医である外科医・郡司真都(菜々緒)らは心を痛めながらも、女手ひとつで礼を育ててきた母親・三上七海(青山倫子)に説明。延命効果が望める専門病院での抗がん剤治療を勧められた七海は、愛する息子に1日でも長く生きてほしい一心から、礼本人に相談することなく転院を決めてしまう。

 奇しくも、礼は映画祭でシナリオ大賞を受賞したばかり。賞金で映画を作れることになり、喜び勇んで仲間たちと撮影計画を練っている最中だった。しかし、七海から治療に専念するよう言われた礼は一切抵抗せず、ずっと夢だった映画制作を断念しようとする。その姿を目の当たりにし、やるせない思いを募らせるトラベルナース・那須田歩。だが為すすべもなく、ただ見守ることしかできない。

 そんな中、静は礼に向って、あきらめずに映画を作るよう鼓舞する。今の礼には残酷すぎると、静の言動をとがめる歩。だが静は、礼には“親にも友人にも言えない本音”があるはずだと断言する。

 木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』は、テレビ朝日系にて毎週木曜21時放送。

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