セリーヌ・ディオン、難病のスティッフパーソン症候群を公表 ツアーをキャンセル
歌手のセリーヌ・ディオンがインスタグラムに動画を投稿し、難病のスティッフパーソン症候群を公表。ツアーの延期を発表した。
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現地時間12月8日朝、セリーヌがインスタグラムにビデオメッセージを投稿し、およそ100万人に1人が罹患するまれな神経障害であるスティッフパーソン症候群と診断されたと公表した。
セリーヌは、このメッセージで長く健康問題を抱えていたことを語り、「まだこのまれな症状について模索しているところですが、この病気が私の身体の痙攣の原因であるとわかりました。不幸なことに、日常生活のあらゆる面で影響が出ており、歩くことやこれまでと同じように歌うことが出来ないこともあります」とコメント。
病気の影響がパフォーマンスにも及んでいるとし、すでに来年2月に延期されていたツアーをさらに延期することを発表。「歌は私の全てです。人生を通して行ってきた事で、最も愛することです」「皆さんに会えないのがさみしいです。ステージでパフォーマンスをお見せ出来ないのが残念です。コンサートでは、100%の力を注いできました。しかし現状では、それが叶いません」と悲痛な面持ちで語った。
Web MDによると、スティッフパーソン症候群は神経と自己免疫に障害を来す病気で、進行性だそう。筋肉の硬直や痙攣がおき、身体の一部からいずれ全身にその影響が及び、歩行や動作に困難が生じるという。
セリーヌは今年はじめ、ヨーロッパツアーの延期と、アメリカツアーの短縮を発表していた。ツアーの延期はこれで4度目となる。当時も健康問題を抱えているとしていたが、病名は明かしていなかった。