福山雅治「報知映画賞」で主演男優賞 『ガリレオ』シリーズでの受賞に喜び
関連 :
俳優の福山雅治が22日、都内で行われた「第47回報知映画賞」表彰式に出席。映画『沈黙のパレード』の演技に対して主演男優賞を贈られ、喜びを口にした。
【写真】秋元康氏も祝福! 笑顔の福山雅治&秋元康氏
報知新聞社が制定する「報知映画賞」は、国内映画賞レースの先陣を切って発表される映画賞。表彰式には福山のほか、主演女優賞の有村架純、助演女優賞の尾野真千子、新人賞の嵐莉菜、白鳥晴都らも出席した。横浜流星と片山慎三監督は撮影のため欠席し、ビデオメッセージを寄せた。
映画『沈黙のパレード』はドラマ『ガリレオ』シリーズの劇場版第3作。福山は「『ガリレオ』という作品、今に至るまでおよそ15年ほどかかっています。15年かかってこの場に立たせていただけているんだなと思っています」とかみしめた。
福山は約15年前を振り返り「西谷(弘)監督と『天才物理学者ってなんだろうね?』と一緒に考えながら、目の動きや首の動かし方、歩き方などを一緒に作っていきました」と述懐。「口にこそ出さなかったんですけれども『連続ドラマという舞台で発明的作品を作ろう』という気概で始まったんだと思います」と振り返り「東野(圭吾)先生が生み出した発明『ガリレオ』という作品。我々がスタッフやキャストと共に作り上げた発明が15年かけて認められたのかなという思いです」と思いを口にした。
さらに福山は18歳の頃に上京したときのことを「『何者かになってやるんだ』という思いで出てきたのは間違いありません」と回顧。続けて「そのとき自分が何を持っていたかというのは、正直何も持っていなかったに等しい。でも、持てるものすべてで、出会うものや人、事、すべてを自分の体に血肉化して何者かになってやるんだという思いで東京に来た」と振り返り「今日その『何者かになる』というひとつの目標がこの場所で一度叶えられたような気がしています」としみじみ語った。
最後に福山は「あまり謙遜しすぎるのも共に物を作ってきた、そして僕のことをつぶさによく見てくださっているみなさまに対して失礼にあたる」と前置きし「謙虚でありたいと思いながらも謙遜しすぎずに、この賞を誇りに思いながら受け止め、なかなかもらえるものではないと思っていますが、またこの場に呼んでいただけるようこれからも精進していきたいと思います」とあいさつした。
第47回報知映画賞の受賞作・受賞者は以下の通り。
■作品賞・邦画部門:『ある男』(監督:石川慶)
■作品賞・海外部門:『トップガン マーヴェリック』(監督:ジョセフ・コシンスキー)
■アニメ作品賞:劇場版『四畳半タイムマシンブルース』(監督:夏目真悟)
■主演男優賞:福山雅治(『沈黙のパレード』の演技に対して)
■主演女優賞:有村架純(『前科者』の演技に対して)
■助演男優賞:横浜流星(『流浪の月』の演技に対して)
■助演女優賞:尾野真千子(『20歳のソウル』、『千夜、一夜』、『サバカン SABAKAN』の演技に対して)
■監督賞:片山慎三(『さがす』の演出に対して)
■新人賞:嵐莉菜(『マイスモールランド』の演技に対して)
■新人賞:白鳥晴都(『ぜんぶ、ボクのせい』の演技に対して)