「マリメッコ」の伝説的デザイナーの知られざる人生 『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』予告編解禁
北欧デザインブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナー、マイヤ・イソラの知られざる人生とデザインの源泉を紐解くドキュメンタリー映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』より、日本版予告編が解禁された。
【動画】「マリメッコ」の魅力の源泉に迫る 『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』予告編
フィンランドの国民的ブランド「マリメッコ」を代表するデザイナー、マイヤ・イソラ(1927‐2001)。ケシの花をモチーフとした「ウニッコ」など、2021年に70周年を迎えたマリメッコを代表するデザインの多くは、マイヤが手掛けたものだ。19歳で娘を出産後、彼女は世界中を旅しながら多彩なデザインを生み出し、マリメッコの成長とともにデザイナーとしての才能を開花。38年間でマリメッコに500以上のデザインを提供したマイヤ・イソラの創作の源とは?
本作は、マイヤが旅先で得たインスピレーションから生み出したデザインや絵画を彩り鮮やかに映し出す。さらに娘のクリスティーナ・イソラの証言と送られた手紙、本人の日記やアーカイブ映像から、結婚・離婚を繰り返しながらも娘への愛にあふれていたマイヤの人生を振り返る。
戦時下を生き抜き、19歳で娘クリスティーナを出産後に芸術大学へ進学したマイヤ・イソラは、在学中にマリメッコ創業者であるアルミに認められ、デザイナーとしての道を歩むことに。そして、社会が移り変わる激動の時代に世界中を旅し、そこで出会った人々や経験したことを原動力に絵を描き、新たなデザインを生み出していく独自のスタイルを作っていった。それは、何物にも縛られない自由なスピリットと、常に貪欲に挑戦し続ける創作への情熱を生涯持ち続けた人生。また、恋多き女性でもあったマイヤは三度の結婚・離婚を繰り返し、恋愛をも創作の糧としていた。
日本版予告編は、「創作するときだけが生きていると感じる」というマイヤ自身の言葉から始まり、彼女がデザインを手がけたファブリックが次々と映し出されていくもの。世界を思うままに旅し、たくさんの恋をしながら、その全てをエネルギーにして制作を続けたマイヤ。そんな彼女について、娘のクリスティーナは「母にとって恋は芸術活動のひとつでした」と振り返る。マイヤの自由で率直な生き様と色鮮やかなファブリックや絵画を垣間見られる、心躍る予告編となっている。
なお本作は、現在「マイヤ・イソラの世界をみんなで愛でていく #わたしのマイヤイソラ インスタキャンペーン」を開催中。マイヤがデザインしたファブリックやアイテムの画像と、その出会いや大切にしているエピソードを募集している。詳細は本作のインスタグラムアカウント(@maija_armi)を参照。
映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』は2023年3月3日より順次公開。