東出昌大、主演作に感謝「温かさに包まれた作品だった」
関連 :
俳優の東出昌大が7日、都内で開催された映画『とべない風船』公開記念舞台あいさつに出席。東出は雨に打たれるシーンや足を引きずる設定に触れながら、スタッフに温かく支えられていたことを明かし「僕の役はきつい役だったけど、そういう温かさに包まれた作品だったなと、試写を見て思いました」と感謝の気持ちを語った。
【写真】舞台あいさつで笑顔を見せた東出昌大
広島で撮影が行われた本作は、数年前の豪雨被害で家族を亡くし、瀬戸内海の島で漁師として孤独に生きている憲二(東出)の姿を、瀬戸内海の美しい風景の中に描く。この日は共演した三浦透子、浅田美代子、堀部圭亮、笠原秀幸、そして宮川博至監督も出席した。
東出は広島での先行公開に触れ「『本当にこの映画を作ってくれてありがとう』というお言葉を頂けまして。また、1つのテーマに西日本豪雨で被災したっていうお話がストーリーに絡んでくるんですけれども、被災を実際になされた方々からもこの映画をご覧になって『救われる思いがした』というお言葉を直接かけていただけた。それは本当に本当に、作ってよかったって言うのはちょっとおこがましいんですけれども、広島で撮影できてお届けできてよかったなと思いました」としみじみと語った。
憲二の漁師仲間・潤を演じた笠原は、初共演の東出と、親友役を構築するために食事に行ったことを振り返り「東出くんに何か僕は話さきゃいけないと思ってですね。『あ、そうだ東出くん』『なんですか?』『僕、明日結婚するんだ』って言って(笑)」と述懐。
「覚えてます? そうなんですよ。僕は入籍する前日、独身最後のご飯は東出くんと2人で食べてたお好み焼きということで。今日皆さんに見ていただく作品は、僕にとっての結婚後初の作品」と白い歯を見せ、東出は「そこからは日々一緒にご飯を食べてね。夜な夜な飲んで、いろんな話をして」と撮影を懐かしんでいた。
笠原は2021年9月に北原里英との結婚を発表していた。