成宮寛貴、宮本亞門と25年ぶり再タッグ! 三島由紀夫『サド侯爵夫人』をオール男性キャストで上演 共演に東出昌大、加藤雅也ら

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三島由紀夫作、宮本亞門演出による舞台『サド侯爵夫人』が、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて2026年1月8日~2月1日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて2月5~8日、愛知・とよはし芸術劇場にて2月13・14日、福岡・福岡市民ホール中ホールにて2月17・18日に上演されることが発表された。主演の成宮寛貴をはじめ、オールメール(全員男性)キャストで上演される。
【写真】宮本亞門と成宮寛貴が25年の時を越えて再タッグ!
翻訳上演されている三島由紀夫作品の中でも、人間の心の奥底に潜む欲望や葛藤を、美しくも残酷な言葉で浮かび上がらせる秀作として名高い『サド侯爵夫人』。サド侯爵自身は姿を見せず、その周りを取り巻く女性たちの会話劇で進む物語を、今回はオール男性キャストで描く。
18世紀フランスを舞台に、悪徳の限りを尽くしたサド侯爵を待ち続ける、貞淑な妻・ルネ/サド侯爵夫人役に成宮寛貴、サン・フォン伯爵夫人役に東出昌大、ルネの妹・アンヌ役に三浦涼介、ルネの友人・シミアーヌ男爵夫人役に大鶴佐助、女中・シャルロット役に首藤康之、そしてルネの母・モントルイユ役を加藤雅也が演じる。
実力派俳優の競演により炙り出される、愛や忠誠、道徳、そして人間の欲望と倫理の対立。三島生誕100年を経て新たな世紀の始まりと共に、ヒリヒリと心に突き刺さるスリリングな物語が展開される。
本作で演出を手掛けるのは、今までにも舞台『金閣寺』、『ライ王のテラス』や、オペラ『金閣寺』、『午後の曳航』など、その深い洞察により多くの三島由紀夫作品に次々と息吹を与え、常に高い評価を得ている宮本亞門。自身もファンで、ミシマ作品を知り尽くしている宮本と、個性的な俳優たちが創り上げる化学反応に期待が高まる。
主演を務める成宮は、宮本が演出を手掛けた『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』で初舞台を踏み芸能界デビュー。本作では25年ぶりの再会となる。成宮自身12年ぶりの舞台となる本作品で、信頼し合っている2人の宿命ともいうべき再タッグ、人間の本質をえぐるミシマ作品をどう描くのか?
宮本曰く、「演劇的・装飾的なものを極力排除し、言葉の力だけで紡ぎ出す」と語る本舞台。6人の登場人物が選んだ人生、存在理由、そして最後に辿る人生の選択とは…。
成宮は「僕が俳優デビューした舞台でもご一緒した宮本亞門さん。あのときから年月を重ね、25年ぶりに再びこのタイミングでタッグを組めることに、運命的な巡り合わせを感じています」とコメントしている。
チケットは10月25日より一般発売。
舞台『サド侯爵夫人』は、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて2026年1月8日~2月1日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて2月5~8日、愛知・とよはし芸術劇場にて2月13・14日、福岡・福岡市民ホール中ホールにて2月17・18日上演。
演出・宮本亞門、キャストのコメント全文は以下の通り。