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第75回カンヌ映画祭女優賞受賞、アリ・アッバシ監督最新作『聖地には蜘蛛が巣を張る』邦題決定&ポスター解禁

映画

 第75回カンヌ国際映画祭にて女優賞を受賞したアリ・アッバシ監督最新作『HOLY SPIDER(原題)』が、邦題を『聖地には蜘蛛が巣を張る』として4月14日より公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルが解禁された。

【写真】実際の殺人事件を基に作られた映画『Holy Spider』(原題)メインカット

 本作は、イランの聖地マシュハドで2000年から2001年にかけて16人もの犠牲者を出し“スパイダー・キラー事件”と呼ばれた、サイード・ハナイによる娼婦連続殺人事件に基づく戦慄のクライムサスペンス。本年度アカデミー賞のデンマーク代表に選出され、これまで49以上の世界の映画祭に出品された。

 聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していたが、一部の市民は犯人を英雄視していた。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリスト・ラヒミは危険を顧みずに事件を追う。ある夜彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄するー。

 監督を務めたのは、第71回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞し、同年アカデミー賞スウェーデン代表にもなった『ボーダー 二つの世界』でスリリングなファンタジーの世界を描き、映画界の注目を一気に集めた北欧の鬼才アリ・アッバシ。本作の構想に15年をかけたというアッバシ監督は「連続殺人鬼の映画を作りたかったわけではない。私が作ろうと思ったのは、連続殺人鬼も同然の社会についての映画だった」と語っている。

 作品タイトルは、殺人鬼につけられた“スパイダー”という呼び名と、アッバシ監督が飛行機の上空からマシャハドの街を見た際に、中心部にあるモスクから広がる街並みが、まるで「蜘蛛の巣」のように見えたということから付けられた。

 主人公の女性ジャーナリストを演じたのは、ザーラ・アミール・エブラヒミ。本作での鬼気迫る演技で第75回カンヌ国際映画祭女優賞に輝いたほか、「彼女の演技は息を呑むほどすばらしい」(20 MINUTES)と評されるなど大きな話題を呼んだ。

 日本版ポスタービジュアルは、オリジナルポスターを踏襲したもの。色鮮やかで複雑な織りのペルシャ絨毯に、劇中に出てくる“娼婦”が描かれたデザインとなっている。横には「それは、一線を越える」という“人間の深淵にある狂気”を予感させるコピーが添えられている。

 映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』は、4月14日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開。

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