『鬼滅の刃』《遊郭編》が丸わかり! 特別上映に向けて炭治郎たちの足跡をおさらい
現在上映中の『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』。多くの注目を集めた《無限列車編》の後の物語となる《遊郭編》の第十話、第十一話が劇場で初めて描かれる本作は、それまでの《遊郭編》を見ていない場合はもちろん、過去に見ている場合でもおさらいすることでもより楽しめる内容となっているため、ここでは《遊郭編》での炭治郎たちの足跡を紹介する。
【写真】宇髄vs妓夫太郎の戦闘から目が離せない! 『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』場面写真
■炭治郎たちが花魁に!? 序盤はコミカルな展開も
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』主人公・竈門炭治郎 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
無限列車編での激闘を終えた炭治郎たちは、新たな任務のため夜にひときわ輝く街・遊郭に向かう。日が暮れてから賑わう、鬼にとって絶好の場所での任務は、鬼殺隊最強の剣士“柱”の1人・宇髄天元の3人の嫁の行方を探すこと。この3人は、鬼の情報収集のため遊郭に潜んでいたところ、突然連絡が途絶えてしまったのだ。
情報収集の為、炭治郎、善逸、伊之助はメイクをして着物を羽織った“女の子(?)”に変装し、やや強引に有名な3つの店にそれぞれ就職という形で潜入開始。花魁たちから、女の子っぽくないと疑われながらも日々掃除や雑用などに勤しむ姿など、鬼との戦いでは決して見せないようなコミカルでかわいらしい姿も描かれた。
■美しく残忍な上弦の陸・堕姫の登場
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』上弦の陸・堕姫 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
炭治郎たちは、徐々に遊郭の仕事に溶け込んでいくが、遊郭では行方不明者が続出するなど不穏な出来事が続いていた。その元凶を追う中でついに見つけたのが、鬼の堕姫(だき)。彼女は、鬼を支配する鬼舞辻無惨(※)の直属の配下である十二鬼月のうち、《無限列車編》で最後に姿を現した鬼・猗窩座(あかざ)と同じ上位6名の“上弦の鬼”の1人。圧倒的な強さを持つ上弦の陸だった。
堕姫は美しい容姿を武器に「蕨姫(わらびひめ)」という名前の花魁として潜み、美しい娘だけを食べて生活していた。さらに、少しでも気に障るようなことがあれば後輩の花魁へ暴力をふるったり、自殺に追い込んだりと暴虐の限りを尽くしていた。宇髄の嫁たちの失踪を含め、この遊郭での事件などは堕姫の仕業であることが暴かれていく。
■1人ではなかった! 上弦の陸との激しい戦い
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』上弦の陸・妓夫太郎 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
炭治郎や宇髄たちが鬼にたどり着いたことで、堕姫との熾烈な戦いが勃発。堕姫は人を簡単に切り裂いたり、帯の中に人を閉じ込めることも可能な帯を使った血鬼術で炭治郎たちを追い詰めていく。
複数に張り巡らされた帯によってどこにも逃げ場はなく、悪戦苦闘する炭治郎たち。ボロボロになりながらも、見事堕姫を追い込み首を斬ることに成功する。しかし、堕姫の中から彼女の兄・妓夫太郎(ぎゅうたろう)が出現。上弦の陸は1人ではなく、堕姫と妓夫太郎の兄妹だったのだ。
堕姫とは違い、薄汚くおどろおどろしい見た目で、ただならぬ雰囲気を醸し出す妓夫太郎。両手に毒が塗られた鋭いカマを持ち、堕姫よりも数段素早い攻撃を繰り出す妓夫太郎には、宇髄でも苦戦を強いられる。強力な敵が2人に増え、窮地に追い込まれた炭治郎と宇髄は、2人を倒すためには同時に首を切らなければならないことを突き止めるが…。
上弦の鬼との熾烈を極める戦いは、果たしてどんなクライマックスを迎えるのか。その結果は劇場で上映される。
アニメ『鬼滅の刃』は、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が鬼になった妹の禰豆子(※)を人間に戻すため《鬼殺隊》へ入隊し、仲間とともに鬼と戦う姿を描く剣戟冒険譚。2019年に放送された『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』で社会現象を起こして以来、シリーズを重ねながら世界中で愛される作品に成長した。4月からは最新シリーズ「刀鍛冶の里編」がスタートする。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は現在公開中。
※「辻」の正式表記は一点しんにょう
※「禰」の正式表記は「ネ+爾」