英王室、チャールズ国王の戴冠式の招待状を公開 歴代国王の招待状も披露
今年5月に執り行われる英チャールズ国王の戴冠式。現地時間の4月4日、英王室が戴冠式のゲストに送られる招待状のデザインを公開した。
【写真】どれも美しい 歴代国王の戴冠式の招待状がずらり
今年5月に執り行われる英チャールズ国王の戴冠式。現地時間4月4日、英王室が戴冠式のゲストに送られる招待状のデザインを公開した。
紋章画家で装飾写本家のジェイミー・アンダーソンがデザインしたもので、上段中央には、チャールズ国王とカミラ王妃のイニシャルであるCがあしらわれ、2人の紋章と共に新しい治世を祝うものとして、イギリスに古くから伝えられている春と再生のシンボル、グリーンマンのモチーフが描かれている。
周囲を取り囲む花々はイングリッシュガーデンを示しており、ユリや矢車菊、ワイルドストロベリー、野ばら、ブルーベル、ローズマリーなどイギリスの野に咲く花々と一緒に、蝶やミツバチ、国王夫妻の紋章にあるライオンやユニコーン、イノシシがところどころに隠されている。
イラストは水彩で描かれ、チャールズ国王がこれまで熱心に取り組んできたサスティナビリティに配慮し、再生紙でできたカードにプリントされて2000人に及ぶゲストに送られるそうだ。
王室のインスタグラムでは、歴代の国王の戴冠式で使用された招待状も公開。1953年のエリザベス女王の戴冠式で、当時4歳だったチャールズ国王に送られた招待状も披露された。
戴冠式は、5月6日にウェストミンスター寺院で執り行われる予定。報道によると、時代に沿った儀式にアップデートすることが検討されており、出席者のドレスコードについても議論が行われているそうだ。なお、王室はこのタイミングで、カミラ王妃の称号を王の伴侶を意味する「クイーン・コンソート(Queen Consort)」から「クイーン(Queen)」に変更している。
引用:「英王室」インスタグラム(@theroyalfamily)