ブギーマン“最後”の来日に密着 『ハロウィン THE END』シリーズ完結への思いとは?
ホラー映画『ハロウィン THE END』の4月14日全国公開を前に、この度、1年半ぶりに来日したブギーマンのプロモーション活動に密着。最後の来日、そしてシリーズ完結への思いを聞いた。
【写真】東京の観光名所を満喫するブギーマン
1978年、鬼才ジョン・カーペンターが32万5000ドルの製作費で生み出し、4716万ドルの全米興行収入を記録した『ハロウィン』。いまなおホラー映画の金字塔として愛され続ける同作は映画史に残るホラー・アイコン“ブギーマン”を生み出した。その78年版から40年後を描いた正統な続編『ハロウィン』は、2018年10月19日に全米で公開され、全世界で2億5561万ドルを稼ぐ大ヒットを記録。さらに、2021年には続編となる『ハロウィン KILLS』が公開され、コロナ禍にありながらも全世界で1億3164万ドルの興行収入を記録、連続して全米No.1のオープニングを飾った。本作はこれら『ハロウィン』シリーズの最終章となる。
2月28日、東京駅に突如姿を現したブギーマン。彼が来日するのは2021年公開の『ハロウィン KILLS』以来1年半ぶり、3度目となる。
前回の来日は短期滞在だったためかなわなかった、久しぶりの東京観光を楽しむかのように徘徊(はいかい)を始め、駅舎前で立ち止まると、恐る恐る近づいて写真撮影を求める人々が。すると、ブギーマンを刺激しないように距離を空けながら周りを囲むようにして100人以上の人だかりができ、撮影大会が始まった。寒空にもかかわらず大きなにぎわいとなったが、あまりにも人が集まりすぎたため、予定していた滞在時間を切り上げ撤退する場面も。
その後、ブギーマンは夜の日比谷、日本橋を徘徊。日本橋では何を思ったのか、麒麟(きりん)像を凝視するブギーマンを仕事帰りのサラリーマンたちが凝視していた。また、別日には若者の町・渋谷に上陸。渋谷パルコや上映劇場の渋谷シネクイントを訪れ、しっかり映画をPR。若者の聖地・原宿の竹下通りでは、クレープを食べ歩きする人々を眺めるも、ブギーマンの異様なたたずまいに所々で悲鳴が上がった。日本でも着実と恐怖を伝染させているようだ。最後に訪れた新宿では、ゴジラ像と記念撮影し、夜の町・ゴールデン街の暗闇に消えていった。
東京の観光名所を満喫したように見えたブギーマンに、シリーズ完結について今の心境を聞いた。
「今回が最後の来日となりましたが、いかがでしたか?」
「…」
「なにかお土産は買いましたか?」
「…」
「今作が最終章ということですが、続編は本当にもうないのでしょうか?」
「…」
「映画の見所を一言!」
「…」
「日本で公開を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします!」
「…」
明確なコメントを得ることはできなかったが、表情には出さないまでも、最終章に自信をもっていることに違いない。シリーズ集大成となるローリーとブギーマンの最終決戦に期待したい。
映画『ハロウィン THE END』は、4月14日より全国公開。