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福士蒼汰×松本まりかW主演でおくる極限ミステリー『湖の女たち』11月公開 吉田修一の同名小説を映画化

映画

 俳優の福士蒼汰と松本まりかがダブル主演する映画『湖の女たち』が、11月より全国公開されることが決定。併せてファースト・ビジュアルが解禁された。

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 原作は、吉田修一による同名小説。監督・脚本に『日日是好日』、『星の子』、『MOTHER マザー』の大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞の快挙をはじめ、数々の国内賞を受賞した『さよなら渓谷』のタッグが再び実現した。

 琵琶湖近くの介護施設で百歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく。

 撮影は2022年10月から2023年2月にかけて琵琶湖周辺を中心にオールロケによって実施され、4月に完成した。大森監督は「この世のケガレと生の輝きが渦巻くようなものすごい小説」、「大きな挑戦でしたが映画にしたいと熱望し、なんとか完成までこぎつけました」とコメント。原作の吉田は「映画を見ていたつもりが、気がつけばずっとその映画に見られていたような感覚」、「ほんの少しの勇気によって世界が変わることを、あの涙が出るほど美しい湖の風景を通して観客にそっと教えてくれる」と映画を称賛した。

 主演は、事件を追う刑事・濱中圭介役に福士蒼汰、事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役に松本まりか。初共演の2人が本作で挑むのは、事件が袋小路に入り込むにつれ、インモラルな関係性におぼれていく刑事と容疑者という難役。

 福士は「今まで経験したことのない役柄だったので、僕にとって非常に大きな挑戦であり、役者人生におけるターニングポイントと呼べる作品となったと自負しています」、松本は「あの強烈な映画体験は、生涯この身体から離れることはないでしょう」と、それぞれメッセージ。吉田はそんな2人に対し、「何かを問いかけるような凄みが強く伝わってくる」「二人の姿に根源的なことまで考えさせられた」と話している。

 なお、本編撮影の中盤で撮られたファースト・ビジュアルには、禁忌と無垢の間で揺れ動き、そして抗いあう2人が収められている。

 映画『湖の女たち』は、11月より全国公開。

 キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。

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