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宮藤官九郎新作ドラマ『季節のない街』8.9配信 ディズニープラス「スター」で

ドラマ

 宮藤官九郎が企画・監督・脚本を手掛けるドラマ『季節のない街』が、8月9日からディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で全話一挙配信される。

【写真】宮藤官九郎の姿も 『季節のない街』メイキング

 本作は、山本周五郎さんの同名小説をベースにした作品。原作小説は、誰もがその日の暮らしに追われる、裕福とはいえない“街”を舞台に弱さやずるさを隠さずにたくましく生きる、個性豊かな住人たちの悲喜をつむいだ物語で、黒澤明さんが『どですかでん』のタイトルで映画化したこともある。

 今回の宮藤版『季節のない街』では、舞台となる“街”を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある“街”へ置き換え、現代の物語として再構築。希望を失いこの“街”にやってきた主人公が、“街”の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとなっている。

 宮藤が、映像作品の監督を手掛けるのは映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(2016)以来。原作小説には20歳で出会ったというが、そのまま30年の年月が経ち、諦めかけていたところで「ディズニープラス」が興味を示し、企画が実現したそうだ。

 宮藤とともに監督を務めるのは、『いとみち』などの横浜聡子、『ドライブ・マイ・カー』に監督補として参加した渡辺直樹。音楽には『あまちゃん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(どちらもNHK総合)など宮藤脚本の作品のほか、『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)の音楽も手掛けた大友良英、撮影には『ある男』『万引き家族』の近藤龍人、美術に『すばらしき世界』などの三ツ松けいこ、衣装には多くのアーティストのスタイリングを担当し、宮藤作品にも多数関わる伊賀大介が参加している。

 本作について宮藤は「びっくりするくらい素晴らしいキャスト、最高のスタッフ、びっくりするくらい寒暖差の激しいロケ地、怖いほど条件がそろってしまったので、失敗は許されないというプレッシャーと闘いながら、二ヵ月半のロケは夢のように過ぎていきました」とコメント。続けて、「どうしよう。今回は自信がある。紛れもなく、いちばんやりたかった作品で、これを世に出したら、自分の第二章が始まるような気がしています。世界中の人に観てほしいので拡散お願いします」とも語っている。

 本発表に併せて公開されたビジュアルは、大きく電車が描かれた仮設住宅と、この街に住むさまざまな人々の暮らしている様子が垣間見える生活感あふれる物たちがコラージュされているのが特徴。中央には、大きな大漁旗がたなびき、この街に住む人々の力強い生命力あふれる姿を象徴する彩色豊かなデザインとなっている。

 『季節のない街』は、8月9日よりディズニープラス「スター」で全話一挙独占配信スタート。

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