アニメ『葬送のフリーレン』、主人公・フリーレンのキャラデザイン公開 CVの種崎敦美よりコメントも「みんなで心をこめて作っております」
今秋より日本テレビ系全国ネットで放送されるTVアニメ『葬送のフリーレン』より、主人公フリーレンのキャラデザインが公開。アフレコ進行中の声優・種崎敦美からコメントが到着した。
【写真】主人公・フリーレンの全身や細かな表情が見られるキャラデザイン
本作は、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による「週刊少年サンデー」(小学館)連載中の同名漫画をアニメ化。勇者とそのパーティーによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路を描く。コミックスは既刊10巻で累計発行部数800万部を突破し、2021年には「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
フリーレンは、勇者パーティとして魔王を打ち倒した魔法使い。魔法であればどんなものでも興味を持つ魔法オタクで、性格はずぼらでドライ。千年以上生きるエルフということもあり、人間にはうかがい知れない面も持つ。彼女も人間の気持ちや感覚を理解し難いなか、勇者ヒンメルらとの触れ合いや新たな仲間との旅を経るうちにその心に変化が現れ始める。
この度、本作の主人公・フリーレンのキャラデザインとスペシャルビジュアルが公開された。長澤礼子が原作者・制作陣とディスカッションを重ね、キャラクターデザインを手がけた。
また、フリーレン役の声優・種崎敦美からコメントが到着。キャラクターデザインについて「言葉がなくともキャラクターの目元や口元からもたくさんのものを感じ取れる作品なのですが、発表されたキャラデザインも大きな表情変化ではなく細かな表情変化がたくさんで、アニメーションスタッフの皆様の想いがここからも伝わってくるなぁと思いました。本当に丁寧に作ってくださっているので早く見ていただきたいです…!」と語った。
フリーレンというキャラクターについては、「真っ白の上に知識と経験と思い出と…って、いろんな色が重なっているけど重なってもなお基本真っ白…という印象です。何もないという意味ではなく無垢…?というか。魔法使いとしてとんでもない力があったり、時間が果てしなくあるなりの時間の使い方をしたりはするのですが、1000年生きてるわりにはとても普通なところが普通じゃないなぁと思います」と分析。
演じるうえでの心がけとして、「今作に限らず、自分で固めすぎずに現場で作っていくのは大事にしたいといつも思っています。あとは…心がけている、というほどではないのですが、キメなきゃいけないシーンほどスッと自然に、ゆるめな、くだらないことをやってるシーンほど大真面目にやれたらいいな…みたいなのは頭の片隅にあるかもしれません」との思いを明かした。
原作読者・ファンに対しては、「『ああ…』と感じとったあとは大事に自分の中にふわっと閉じ込めておきたくなるような、言葉にできない、してしまいたくない、いろんな繊細な感情に溢れている作品だと思っています。アニメーションで、音楽で、声で、お伝えできるよう感じとっていただけるよう、みんなで心をこめて作っております。是非、放送をお楽しみにです」とメッセージを送った。
TVアニメ『葬送のフリーレン』は、2023年秋より日本テレビ系全国ネットにて放送開始。