三石琴乃、“最大の敵”演じた林原めぐみと収録中は話さず「役の空気感を持ってスタジオにいた」

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声優の三石琴乃が10日、劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』前編公開記念舞台あいさつに林原めぐみ、水樹奈々、早見沙織、佐倉綾音、高橋知也監督(※「高」は正式には「はしごだか」)と共に出席。作品への思いを語った。
【写真】三石琴乃、林原めぐみと談笑 舞台あいさつの様子
本作は、昨年2022年に連載開始30周年を迎えたアニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの最終章を描いた劇場版。2部作として製作され、前編が公開中、後編が6月30日に公開される。
エターナルセーラームーン/月野うさぎ役の三石は「最終章が幕を開けました。最終章だからといって役作りに特に気合いを入れることはなく、今まで通りのセーラームーンでやっているんですけど、ひとつシーンが終わるたびに『これでまた残りが少なくなったな』とかみしめながら大事に大事に収録していきました」と語った。
最大の敵とされているセーラーギャラクシア役の林原は『セーラームーン』について「多く関わってはいませんが傍らにいてくれた作品」と振り返り「90年代を走り抜けた自分の仕事の忙しさであったり、琴ちゃんのがんばりだったり。私が直接演じたわけではないですけど、『セーラームーン』というワードでみなさんが思い出す景色が十人十色百人百色のように、私の中にも景色がある」と思いを告白。本作への出演については「存分に楽しませていただきました」と笑顔を見せた。
林原との今回の共演を三石は「普段なんでもないところで会えば普通に話をするんですけど、やはりそれぞれ背負っているのものがあるので、役の空気感を持ってスタジオにいた気がします」と回顧。林原も「『久しぶり』とかあいさつはしたけど、収録となったらほぼ口きかないじゃないですけど、それはお互い分かっていること」とし「一通り戦いが終わって三石琴乃と林原めぐみに戻ってから和む時間はあったけど、スタジオでは『この二人マジで仲悪いんじゃない?』という感じの空気(笑)。楽しかった」と信頼関係があるからこその収録でのお互いの空気感を明かした。
三石は「アフレコしていても1シーン1シーン思いを込めて進んでいったので、寂しくもあるけどものすごい充実感も伴っていて、とても素敵な時間を過ごせました」としみじみ。最後には「『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編まで応援してくれないと、月にかわって おしおきよ!」というせりふを披露し、舞台あいさつの幕を閉じた。
劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」は、≪前編≫が公開中。≪後編≫が6月30日より全国公開。