ハリソン・フォード、40年前に『インディ・ジョーンズ』を断ったトム・セレックに感謝
関連 :
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』に主演するハリソン・フォードが、40年以上前にインディ役を断ったトム・セレックに感謝すると語った。
【写真】一度はインディ役に決まっていたトム・セレック
現地時間6月25日、共演のフィービー・ウォーラー=ブリッジやマッツ・ミケルセンと共にイタリアで開催中のタオルミーナ映画祭に登場したハリソン。Deadlineによると、パネルディスカッションでインディ役に起用された経緯を語ったという。
「仕事をもらった経緯? トム・セレックが決まっていたが、テレビ出演が決まっていて、契約の関係でできなくなった。それでセカンドチョイスに名前が挙がったんだ。トムには感謝しているよ。ありがとう、トム。もし聞いていたら、もう一度言わせてくれ、ありがとう」。
ハリソンは続けて、『スター・ウォーズ』でタッグを組んだジョージ・ルーカスから連絡をもらい、脚本を読むよう言われたと、経緯を詳しく説明。「『今すぐ、1時間以内に読んでくれ』と言うから、すぐに読んだんだ。すると、『スティーヴン・スピルバーグの家に行って、話してくれ』と言われた。スティーヴン・スピルバーグとは面識がなかったが、彼の家に行ったんだ。たぶん1時間後くらいだったかな、仕事をもらったわけだ」と明かした。
ちなみに、インディの第一印象を聞かれたハリソンは、「ジャングルの真ん中で、革ジャケットを着てムチを持つ男」「革ジャケットはすごく暑いだろうし、フェルト帽は重いだろう。それで考古学者で大学教授だ。俳優としてこれ以上知っておくべきことなんてあるか? ムチを持ち歩くような男だ。これで十分だろう」と述べたそうだ。
トム・セレックは、1980年から始まったドラマ『私立探偵マグナム』に出演。一方ハリソンは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)以来、「インディ」シリーズ5作品に出演。その最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』がいよいよ明日30日に世界同時公開される。ハリソンとフィービー、マッツのほか、アントニオ・バンデラスやジョン・リス=デイヴィス、トーマス・クレッチマン、ボイド・ホルブルック、トビー・ジョーンズらが出演する。