村井國夫、ハリソン・フォードの声を演じて40年 サプライズメッセージに思わず涙
関連 :
映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の大ヒットを記念し、長年ハリソン・フォード演じる主人公インディ・ジョーンズの声を担当した村井國夫、インディの宿敵フォラーの声を担当した井上和彦、発掘屋サラーの声を担当した宝亀克寿、そしてインディと行動を共にする少年テディの声を担当した木村皐誠ら日本版声優が舞台あいさつに登場。さらに、シリーズ1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から42年間インディの日本語版声優を務めてきた村井に、ハリソンから感謝を伝えるサプライズメッセージも到着した。
【写真】マッツ・ミケルセン、来日!
「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていくアドベンチャー・シリーズ。最新作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、インディの因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけ陸・海・空と全方位での争奪戦を繰り広げる。
舞台あいさつで村井は、本作が最後のインディへの声優となることに、「本当にハリソンの声は長い間やっています。『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロ役の声が最初なのですが、もう何本ハリソンの吹き替えをやっているかわからないくらい。40年以上ハリソンの声を演じてきましたが、一緒に年をとって、色々な道を一緒に歩んできました。呼吸とか表情とかもわかりますし、今は皮肉を言っているな、今はアクションのシーンだなというのが、声だけでわかります。今回、最後のインディということで寂しい思いです。ですが、あのお年でよく演じられたなと思いました。本当に演技がお上手で、僕たちにはとてもできないですね。インディそのもののようです」と愛情たっぷりに語った。
続いて、本作のヴィラン、フォラーを演じるマッツ・ミケルセンの吹き替えを務める井上。「インディ・ジョーンズ」シリーズに出演するのは初となった井上だが、本作のマッツはいつもと違った様子だったようで、「今までのマッツさんは悪役が多いですが、これまでの悪役とは全然違う味を出しています。ただ悪いのではなく、自分の信念を突き進んでいく、悪いけど時々チャーミングなところとか、ちょっとドジなところが見えたりします」と、本作を振り返った。
さらに井上は、世界最大級のポップカルチャーイベント「大阪コミコン2023」でマッツがイベント参加のために来日したときに実際に対面したようで、「僕は『ハンニバル』シリーズからマッツさんの声を担当していますが、『ドクター・ストレンジ』(2017)公開の際に、劇場でマッツさんと共にご挨拶をさせて頂いたときが初めての対面でした。マッツさんとバックヤードでお会いすると、“YOU ME!?”と気さくに話しかけてくださり、サインも頂きました」と話し、さらに「今年の5月に大阪コミコンでお会いした際も、ステージが終わって僕を見つけるなり、“MY VOICE! MY VOICE!” と寄ってきてくださいました。そして、今回マッツさんはドイツ語を話しているのですが、僕にも『君もドイツ語を話したのか? 難しかっただろ?』と言われていたので、そこも見て頂けたらなと思います(笑) 本当にチャーミングで可愛らしい一面もあり、もちろんかっこいい方ですので、また声を担当できて嬉しく思います」と、貴重な対面秘話を明かした。
そして、ファンからの人気も根強いサラーの声を担当した宝亀は「初めてのサラーなので、過去の『インディ』シリーズを穴が開く程見て研究しました。インディとサラーは、積み重ねてきた友情や阿吽の呼吸があって、サラーも考古学を好きで発掘や研究もしているので、その雰囲気を意識しました。今回インディ最後の冒険物語に参加できたことは、すごくいい思い出になりました」と、シリーズへの思いを語った。
◆思わず感涙…ハリソン・フォードから村井國夫へメッセージ
この記事の写真を見る
関連記事
- ハリソン・フォード、40年前に『インディ・ジョーンズ』を断ったトム・セレックに感謝
- 61歳のトム・クルーズ、80歳まで『M:I』作りたい 『インディ・ジョーンズ』ハリソン・フォードが目標
- 【映画ランキング】『東リべ』続編初登場1位! 『インディ・ジョーンズ』は動員2位も、興収ではトップ
- 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』マッツ・ミケルセン演じるフォラーはインディと似た者同士!?
- 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』、インディ愛とシリーズ名場面が詰まったレガシー映像解禁
- 佐久間宣行プロデュースの日本一短い連続ドラマ『愛のゲキジョー/愛の口喧嘩』が引き起こす“こじれた愛”の行方とは P R