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小芝風花、時代劇初主演「気合を入れて頑張りたい」 高田郁の「あきない世傳 金と銀」をドラマ化

ドラマ

 小芝風花が主演するBS時代劇『あきない世傳(せいでん) 金と銀』が、NHK BS、BSP4Kにて12月より放送されることが決定した。

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 「銀二貫」「みをつくし料理帖」で知られる高田郁の最新シリーズとなる同名小説をドラマ化。脚本は『ゲゲゲの女房』、『八重の桜』の山本むつみが手掛ける。

 商いの神髄は「買(こ)うての幸い、売っての幸せ」。物の売れない時代に、汗をかき、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を、江戸時代中期の多彩な風俗を絡めつつ、明るく活き活きとしたタッチで描く。

 小芝演じる主人公・幸(さち)は、さまざまな苦難にぶつかるたび、己の知恵と周りの教えに助けられ、女衆(おなごし)から御寮さん、そして女主人へと登りつめていく。世界も注目する日本の着物文化の神髄に迫る美の世界を舞台に、その商道を極めることを縦糸に、折々の人間模様を横糸に織りなす細腕繁盛記。
恋あり、笑いあり、涙あり、人情時代劇が描かれる。

 主人公・幸は、木綿の産地摂津国(現大阪北中部あたり)の生まれ。元武士で商人を毛嫌いする父に育てられる。兄と父が急死、母と妹・結を残し、大坂天満(おおさかてんま)の呉服屋「五鈴屋(いすずや)」に女中奉公に。「商いは邪道」と教えられていた幸だが、五鈴屋の商いを目の当たりにし、その面白さに心を奪われる。幸の商才に気付いたのが三男・智蔵と番頭の治兵衛(じへえ)、先々代(二代目)の御寮さんの富久(ふく)だった。

 五鈴屋は、古手の行商から商いをはじめ、二代目の時に大坂天満に呉服を扱う店を構える。しかし、三代目夫婦が早逝、商売を継いだ四代目・徳兵衛(とくべえ)は、商いに身が入らず、放蕩の限りを尽くしていた。傾きかけた店を立て直すため、四代目徳兵衛に船場の大店から嫁・菊栄を迎えるが、徳兵衛の放蕩は結局収まらず、数年で離婚。すでに、悪評の立つ四代目のもとに新たな嫁は見つかるはずもなく…。

 そんな中、番頭の治兵衛が店を守るために白羽の矢を立てたのが、女衆である幸を後妻に迎えることだった。物の売れない時代、「商いの戦国時代」を生き抜くため、「買うての幸い、売っての幸せ」を追い求め、幸は全力であきないに向き合う。

 大阪府堺市出身の小芝は「関西出身の私にとって、大坂天満を舞台にした呉服屋さんの物語は今から楽しみで仕方ありません。高田郁さんの原作、そして山本むつみさんの脚本ということで、期待に応えられるよう頑張りたいと思います。時代劇で主演を務めさせて頂くのは初めてで緊張していますが、気合を入れて頑張りたいと思います。12月からの放送、どうぞご期待ください」と言葉を寄せた。

 制作統括の山本敏彦は、「高田郁さんの人気時代小説『あきない世傳 金と銀』を2023年12月のBS2波化のオープニング時代劇として制作できることをスタッフのひとりとして誇りに思います」と喜びの声を。「この度、世界に誇れる日本の着物文化を扱うため、人情ドラマの合間合間に、高精細の4Kならではの見ごたえある映像世界を作り上げることも目指しています。続々と魅力的なキャストも集まりつつあります。原作の良さを大切にしながら、よりドラマティックな幸の人生を爽快に描くBS時代劇『あきない世傳 金と銀』。12月からの放送を、どうぞお楽しみに!」としている。

 BS時代劇『あきない世傳 金と銀』は、NHK BS、BSP4Kにて12月より毎週金曜19時30分放送(全8話)。

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