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「タイパ至上主義」のアナ、“倍速視聴”のメリット熱弁

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14日放送の『ABEMA Prime』より
14日放送の『ABEMA Prime』より(C)AbemaTV,Inc.

 お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が14日に放送され、11月に初めて開催される「ぼーっとする大会」を紹介。忙しすぎる現代社会に問題提起するために、韓国で幕が上がり、90分ものあいだ何もせずに「ぼーっとした状態を継続すること」を競う。効率よく時間を使う“タイムパフォーマンス”が重視される中で、“ぼーっとすること”の意味を考えた。

【写真】白目で「ぼーっとする」にチャレンジ中のりんたろー。

 番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「ぼーっとできないタイプ」とした上で、「移動時間が短くても、いろんな情報を得ようとする。休みの日は仕事のことを考えないように心掛けているけど、『これはエピソードトークとして使えそう』『オモロいからメモしておこう』とか考えちゃう」とコメント。

 さらに、「『ご飯を食べてる時はスマホ触らないで』って言われるけど、会話の中で出た気になるワードをスマホで調べたくなってソワソワしちゃう。お経を聞いても『お坊さんの喉の調子がめちゃくちゃ悪そうだな…』とかが気になってしまうタイプ」と苦笑いを浮かべた。一方で、「『創作は、ぼーっとしてる時に良いモノが生まれる』と聞いたので、最近は“寝落ちしそうなタイミング”でネタを書いてる」と明かすと、相方の兼近大樹は「ぼーっとしてるんじゃなくて、疲れてるタイミング!」とツッコミを入れた。

 ゲストが「同時にいろんなことをやってしまう。YouTubeを2倍速で見ながら、スマホでTikTokを見て、洗濯機を回すこともある」と話すと、兼近は「僕は作品を倍速で見ないし、YouTubeとTikTokを一緒に見ることはない」とコメント。続けて、「作品が伝えたいテーマを考えたり、『こんな展開になるのかな?』『これが伏線だったのか』と想像しながら楽しむことが好き。このイマジネーションの時間を通して、作品の情報をインプットしたり、自分の人生や仕事にいかせることを閃いたりする」とした上で、「“ながら見”や“倍速視聴”に慣れてしまうと、1つ1つの物事に向き合うことができず、深掘りすることができなくなる気がする」と持論を展開。これを受けて、「タイパ至上主義者」を自称する進行の平石直之アナウンサーは「倍速視聴は、いわば“確認作業”。まずは再生してみて、気に入った作品があれば巻き戻したり、何回も視聴したりする。同じ時間でも2作品を見ることができるんですよ」と訴えた。

 最後には、物は試しと90秒の“ぼーっとする時間”にチャレンジ。スタジオは前代未聞の静寂に包まれ、りんたろー。は口を開けた状態で脱力した一方、兼近は集中できず笑みを浮かべていた。視聴者からは「かねちー、休んで!」「静寂が我慢できないんだね(笑)」とコメントが寄せられた。

 『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。

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