<東京国際映画祭>フェスティバル・ナビゲーターは映画監督の安藤桃子 父・奥田瑛二とのポスター撮影で「胸がいっぱいに」
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第36回東京国際映画祭ラインナップ発表会見が27日、都内で開催され、フェスティバル・ナビゲーターに映画監督の安藤桃子が就任することが発表された。父である俳優の奥田瑛二とツーショットのポスタービジュアルも公開された安藤監督は「なんとも言えなく胸がいっぱいになるような思いでした」と撮影を振り返っていた。
【写真】コンペティション作品に選出された、小辻陽平監督、富名哲也監督も登壇
今年で36回目を迎える東京国際映画祭。新たなに「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する。」というミッションを策定した。昨年までは“フェスティバルアンバサダー”だった名称が、今年から“フェスティバル・ナビゲーター”と変更になった。
安藤監督は「肩書が変わったことは映画祭の大きな指針になった」と印象を述べると「これから先、どこに向かっていくのか、ではなくどこに向かっていきたいのかを明確にナビゲートしていく」と自身の役割を認識した。
オファーを受けたときは「ぶっ飛ぶほど光栄だった」と喜んだ一方で、その役割の重大さも認識した。メインポスターには、安藤監督と父であり俳優の奥田瑛二のツーショットが映し出されている。
安藤監督は「父もこれまで培ったものを次の世代に伝えていくということを意識するような年齢になった」と述べると、「先人の映画人たちの思いや志してきたことが、ポスター撮影のなかで見えないバトンとして繋がっていくという役割を担うのが、大変光栄で、何とも言えず胸がいっぱいになりました」と撮影を振り返る。
映画祭のメインとなるコンペティション作品も発表された。2023年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界各国・地域から応募された1942本のなかから、厳選された15本が選出。審査員長を務めるドイツの巨匠・ヴィム・ヴェンタース監督ほか4名の審査員によって、各賞が競われる。
日本からは小辻陽平監督の『曖昧な楽園』、富名哲也監督の『わたくしどもは。』、岸善幸監督の『正欲』の3本が出品されるが、この日は小辻監督、富名監督が会見に出席。それぞれが作品への思いを語っていた。
第36回東京国際映画祭は、10月23日~11月1日に東京・日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。
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