フィギュアスケートのメジャー化真っ只中にいた安藤美姫、注目は「正直、キツかった」
プロフィギュアスケーターの安藤美姫がMCを務める『ABEMA Prime』(ABEMA)が11日に放送。この日の放送では、男子プロバスケットボールリーグ・B.LEAGUE(Bリーグ)のチェアマンを務める島田慎二さんが出演し、安藤と一緒にマイナースポーツの未来についてトークした。
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島田さんはマイナーだったBリーグを成長させ、入場者数300万人を突破するまでの道のりを紹介。これに安藤は「私がジュニア世代の頃は、フィギュアスケートもマイナースポーツだった。テレビ中継はなかったですし、観客は家族やコアなファンだけだった。取材に来てもらうこともなかった」と回顧。
人気スポーツになった理由については、「話題性のある選手が増えたからだと思うが、そこに目を向けてくださったメディアの力も大きい。それで注目を集めたところで、競技中に起きた奇跡で感動が生まれて、ファンが増えるという良い流れに乗れたと思う」と推測した。
また、マイナースポーツが人気を獲得するための方法としては、「すでにプロとして活躍している選手に注目してもらうのも良いと思うが、ジュニア世代の育成に力を入れることも大事だと思う」と提言。その理由を「メディアはジュニア世代の活躍に目を光らせている。フィギュアもジュニアに注目してもらったことで、選手間でライバル意識が芽生えた。そこで切磋琢磨することによって、全体が力をつけて世界で戦える選手が増え、大舞台の試合を見てもらえるようになった」と話した。
一方で、「選手をアイドル化して報じることには違和感があるけど、マイナーがメジャーになる時には、必ずアイドルが生まれている。そのバランスを取ることは難しいが、才能の芽を潰さないように、連盟やプロ選手がサポートしていくべきだと思う」と呼びかけた。
進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーから「フィギュアがメジャー競技になり、そのど真ん中でスポットライトを浴び続けるのはどうだった?」と質問が飛ぶと、安藤は「正直、キツかった。支えてくれた人たちがいないと乗り越えられなかった」と本音を吐露。一方で、「後輩たちの土台を作れたという意味では、すごく大切なことができたと思っている」とコメントしていた。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。