『フルハウス』“ジェシーおいたん”が10歳のころ受けた性的虐待を告白
ドラマ『フルハウス』のジェシー役で知られるジョン・ステイモスが、幼いころに受けた性的虐待を告白した。
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ジョンがこの度自叙伝『If You Would Have Told Me』を出版。この中で、10歳か11歳のころにベビーシッターから受けた性的虐待について綴っていることがわかった。
「死んだふりをしたらやめてもらえるような感じだった。攻撃性のあるものでもなかった」と、発売を前にPeopleのインタビューを受けたジョンがコメント。「『(性的虐待を受けるのは)女の子だ』と言い聞かせていた」といい、当時彼は誰にも話さなかったそうだ。
この記憶は、いつも心の片隅にあったものの、彼はサバイバーの多くがするように押し込めてきたそうだ。最初によみがえったのは、虐待を受けた子どもたちへの支援を評価され表彰されたことを受け、スピーチ原稿を書いているときだった。「書き始めた時に思い起こされた。だけど、今夜は僕が注目を集めるべきじゃない、子どもたちのための夜だ、と思い、再び記憶を閉じ込めた」
自叙伝でこの記憶と向き合うことになったジョンだが、この経験を明かすには複雑な思いがあるようだ。「このことでメディアに大きく取り上げられるのは嫌だった。本がこの件で取り上げられるのも望まない」「1ページか、それくらいのこと。それでも話す必要があった。変だろ。10歳か11歳だったんだ。あんな思いをさせられるべきじゃなかった」と振り返る。
本書は彼にとって、人生の良いことも悪いことも、すべて明かすことが重要だったそうだ。「ヒーローの物語として書くつもりだった。でも書き出してみると、『違う。人間の物語を書こう』と思った。ヒーローの物語なんてたわごとだ。100%出し切らなくて、なんの意味がある。だけど大変な作業だった」と語っている。
『If You Would Have Told Me』はアメリカで、10月24日に発売される。