北京冬季五輪公式ドキュメンタリー映画、2024年1月公開決定 羽生結弦ら選手たちの想い伝わる予告公開
北京冬季五輪公式ドキュメンタリー映画『北京冬季五輪2022』が、2024年1月12日より劇場公開されることが決定。羽生結弦をはじめとする選手たちの五輪にかける想いが伝わる予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】羽生結弦ら選手たちの思いが伝わる! 『北京冬季五輪2022』予告編
本作は、2022年2月4日から20日までの間に行われた北京冬季五輪を記録した公式ドキュメンタリー映画。中国で2023年5月に公開され、興行収入は3053万元(約6.3億円)、2023年中国ドキュメンタリー映画興収ランキング1位を記録した。
メガホンを取ったのは、映画『ココシリ』で第17回東京国際映画祭審査員特別賞、金馬奨最優秀作品賞と撮影賞、さらに中国金鶏奨最優秀劇映画賞を受賞した中国出身の映画監督・脚本家であるルー・チュアン(陸川)。また、北京冬季五輪開会式と閉会式の総監督を務めた中国を代表する世界的な監督の1人、チャン・イーモウ(張芸謀) が製作総指揮として携わっている。
本作は、フィギュアスケート選手の羽生結弦や、中国選手と2人3脚で金メダルを獲得したスノーボードコーチの佐藤康弘などを含めた選手たちの頂上対決を撮影。歓喜する勝者や落胆する敗者の姿のみではなく、感染防止対策「バブル方式」を利用したオリンピック大会運営の苦労や努力も描いている。
解禁された予告映像では、中国にスノーボード男子初のメダルをもたらしスターとなったスー・イーミン選手が、「子供の頃からの憧れのレジェンドらと同じ会場で戦うなんて自信はあまりなかった」と不安を吐露する場面や、ショートトラックスピードスケート競技のレン・ズーウェイ選手が、「今回の五輪が終わったら引退すると決めた」と語るシーンなどが映し出される。それぞれの選手が、想いや決意を秘めて北京冬季五輪に臨んでいる様子がうかがえる。
さらに、史上最高の男子フィギュアスケート選手の1人と称される羽生結弦選手のインタビューシーンも。北京冬季五輪を終え同年7月に競技からの引退を表明した羽生選手。彼にとって3度目の五輪となった北京大会では、右足首の負傷を抱えながらも夢の大技に挑戦し、五輪で再び歴史を刻んだ。
また、選手たちだけでなく、整備チームなどのオリンピック運営側の苦労も描かれており、それぞれがそれぞれの立場でこの大会に身を捧げる様子が伝わる映像となっている。
あわせてポスター画像も解禁された。真ん中に堂々と鎮座するトーチを、懸命に競技に挑む選手たちが囲うビジュアルで、選手たちの表情から彼らそれぞれにドラマが巻き起こっていることを感じさせる。
4年に一度の偉大なスポーツ祭典、オリンピック。その勝負の裏には様々なエピソードやストーリーが存在する。たった一度きりの真剣勝負の中、頂点である金メダル獲得に挑む選手たちのドラマに期待したい。
映画『北京冬季五輪2022』は、2024年1月12日より順次公開。